[2020/12/16　千葉版]
　関東地方整備局は15日、ICT施工を推進するため募集していたICTアドバイザーの認定結果を公表した。施工者・レンタル・コンサルタントなどから応募があり、審査した結果、26社を認定。このうち、本県が支援地域となっているのは17社となった。

　今回認定された26社の内訳をみると、支援地域は関東1都8県をバランスよく網羅している。企業別では測量会社と施工会社が多い傾向となった。ICT分野別では全6分野がバランスよく認定されている。

　ICTアドバイザー制度は、施工者や発注者の疑問点や技術選定に関する課題などに対して助言・技術的指導するもので、関東地方におけるICT施工を普及促進することが目的。ICT施工の技術や知見を持ち、普及促進の支援に賛同できる者を、ICTアドバイザーとして募集し、認定している。

　区分は[1]3次元計測関係[2]3次元設計データ作成関係[3]ICT建設機械による施工関係[4]3次元施工管理関係[5]総合マネジメント[6]ICT施工の研修・講習会──の6分野。

　民間企業や発注者などの依頼者は、アドバイザー名簿の支援地域・分野・支援PR内容などを参考に自ら選択し、申し込むことで、必要なアドバイスを受けることができる。同整備局は、ICT施工の普及策や広報活動などに、アドバイザーから広く意見や提案をしてもらい、普及・活用を促進していく考えだ。

　本県が支援地域となっているICTアドバイザーは次の通り。
▽新星コンサルタント(茨城県常総市、埼玉県桶川市)▽大成ロテック(東京都新宿区)▽埼玉測機社(さいたま市桜区)▽きんそく(京都市南区)▽CSS技術開発(東京都多摩市)▽東リース(埼玉県入間市)▽平賀建設(山梨県菲崎市)▽空間情報サービス(千葉市中央区)▽アクティオ(東京都江東区)▽コマツカスタマーサポート東京関越カンパニー(東京都港区)▽ストラテジクスマネジメント(東京都渋谷区)▽サン・ジオテック(千葉市中央区)▽フタバコンサルタント関東支店(茨城県つくば市)▽建設システム(東京都千代田区)▽福井コンピュータ(さいたま市北区)▽西尾レントオール(東京都千代田区)▽湯澤工業(山梨県南アルプス市)