基本設計に着手へ 西千葉 講義棟を新設(千葉大学)
[2020/12/1 千葉版]
千葉大学は、西千葉キャンパスに新設する新講義棟(工学系)について、基本設計に着手する方針だ。建築と設備の同業務について、委託先を選定する簡易公募型プロポーザルの手続きを公示した。施設の構造・規模はRC造4階建て延べ2710平方mを想定しており、2021年度の着工を目指す。8日まで参加表明書を受け付けている。
17年度の改組により1学科制となった工学部において、新たな教育・研究方針に寄り添い、工学系の創造産業学位プログラムによる人材育成を推進するため、工学系再開発計画に基づき、新講義棟の整備を進めていく。
昨今の感染拡大防止などを踏まえ、新しい講義室の形態を探究した、時代に即した講義棟とする。工学部再開発の完了を見据えた、「美しく持続可能なキャンパスの実現・千葉大学キャンパスマスタープラン2017」に向けた方策を考慮した設計を求めている。
建設場所は、工学6~8号棟で囲まれたエリア。施設では、1~2階にイノベーションコモンズやイノベーションホール、テラス、3~4階に講義室やラーニングコモンズなどを配置する。
施設面積は1階684平方m、2階648平方m、3~4階各684平方m、屋上18平方mの計2718平方m。屋上には太陽光発電設備を整備する方針だ。基本設計の履行期限は2021年4月5日まで。
建築基本設計プロポの参加資格は、文部科学省の19・20年度設計・コンサルティング業務の一般競争参加資格者名簿で「建築関係設計・施工管理業務」の資格があることや、県内のほか、東京都、神奈川県、埼玉県、茨城県に本店や支店、営業所があること、業務実績などを求める。8日まで参加表明書、28日まで技術提案書をそれぞれ持参または郵送で受け付けている。