4車線化へ施工計画 圏央道 神崎IC・大栄JCT間(常総国道)

[2020/11/19 千葉版]
 国土交通省常総国道事務所は18日、「圏央道神崎大栄地区施工設計他業務2K10」の委託先を選定する簡易公募型プロポーザルの手続きを開始した。暫定2車線となっている神崎インターチェンジ(IC)~大栄ジャンクション(JCT)間で、4車線化に向けた施工計画の検討に着手する方針だ。

 圏央道の県境(神崎町)から大栄JCT(成田市)までの延長は10・7km。1992年度に事業化され、2004年度から用地買収や工事を推進。14年4月に茨城県境~神崎IC間、15年6月に神崎IC~大栄JCT間(延長9.7km)がそれぞれ暫定2車線で開通している。

 同業務の対象は暫定2車線区間の延長7.3km。4車線化に向けた施工計画の検討に重点を置き、仮設構造物の詳細設計や軟弱地盤の技術解析などを進めていく。履行期間は21年1月下旬から7月下旬までを予定している。

 プロポの参加資格要件は、関東地方整備局(港湾空港関係を除く)で19・20年度「土木関係建設コンサルタント業務」に関する一般競争(指名競争)参加資格の認定を受けていることなど。参加要件は、同種業務「高速自動車国道又は自動車専用道路において4車線化の道路施工計画を行った業務」、類似業務「高速自動車国道又は自動車専用道路において道路施工計画を行った業務」となっている。

 プロポでは、12月3日まで参加表明書、21日まで技術提案書をそれぞれ受け付ける。

 圏央道の4車線化については、18年3月に東日本高速道路(NEXCO東日本)が、道路整備特別措置法第3条に基づき、国土交通大臣の事業許可を受けた。対象は久喜白岡JCT~大栄JCT間(延長92km)で、22年度から順次供用する予定。24年度の全線供用開始を目指す。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.