さんむ医療C 奥村組グループに DB方式199 床規模で移転新築
[2020/11/6 千葉版]
地方独立行政法人さんむ医療センターは5日、建替整備事業者を総合評価方式で選定する一般競争入札について、落札者を奥村組グループとする選定結果を公表した。予定価格は85億円(税込)。基本設計からの設計施工一括発注(DB方式)を採用し、近接敷地に199床規模で移転新築する計画だ。
一般競争入札では、総合評価方式で審査した結果、代表企業・奥村組(東関東支店・千葉市中央区)、協力企業・内藤建築事務所(東京事務所・東京都中央区)とするグループが落札した。次点は代表企業・清水建設(千葉支店・千葉市中央区)、協力企業・横河建築設計事務所(東京都品川区)のグループだった。評価点や講評などは後日公表する予定だ。
新病院の建設計画地は、市立なるとうこども園の南側に位置する成東202-2ほか。敷地面積は約3万4800平方m。用途地域は無指定地域で、建ぺい率60%、容積率200%。
病床数は199床。その内訳は、一般急性期病棟95床(49床・46床の計2病棟)、回復期リハビリテーション病棟36床、地域包括ケア病棟48床、緩和ケア病棟20床となっている。
診療科は、内科、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、緩和ケア内科、外科、大腸・肛門外科、小児科、産婦人科、整形外科、脳神経外科、耳鼻咽喉科、眼科、泌尿器科、皮膚科、小児外科、麻酔科、歯科口腔外科、リハビリテーション科の19科。
施設規模をみると、延床面積は1万5600平方m~1万6200平方mを想定。建物は診療機能、患者サービス、運営のそれぞれの視点から支障をきたさない限り、複数の棟数も可能となっている。
駐車場は自走式駐車場として、患者用350台程度、職員用300台程度を整備するほか、公用車用15台分のスペースを確保する。駐輪場はバイク置場兼用で60台以上とする。
事業方式はデザインビルド(DB)方式。施設の基本・実施設計や施工、工事監理などの業務を一括して担当する。工期は、新病院が2024年2月14日まで、現病院の解体・整地が25年3月20日までを設定している。
発注者支援業務はアイテック(東京都中央区)が担当している。