準備段階調査に採択 検見川・真砂スマートIC(国交省)

[2020/10/24 千葉版]

スマートICの設置予定箇所

スマートICの設置予定箇所

 国土交通省は23日、スマートインターチェンジ(IC)の必要性を直轄で調査する「準備段階調査」について、千葉市美浜区内で東関東自動車道と接続する検見川・真砂スマートインターチェンジ(仮称)を採択したことを発表した。千葉市は9月補正予算で予備設計などに3000万円を計上している。

 準備段階調査では、スマートICの準備段階で、国が必要性を確認できる箇所を選定し、直轄調査を進めていく。準備会での検討や調整が整い、関係機関で構成される地区協議会で決定した実施計画書が提出された箇所を新規事業化する。

 物流施設などが集積する千葉港など湾岸地域と東関東自動車道の東京方面とのアクセスは、市域外の湾岸習志野ICを利用する必要がある。このため、移動時間の短縮による物流の効率化などの観点から、東関東自動車道にいち早く接続し、6車線化された国道357号の整備効果も最大限に発揮するため、美浜区内に検見川・真砂スマートICを新設する計画だ。

 設置予定箇所は、美浜区の千葉西警察入口交差点付近から、国道14号と国道357号が分岐・合流する真砂交差点付近までの区間を想定している。

 同市では、早期の事業化に向け、国と協議する中で、構造などの検討を早急に実施する必要があることから、予備設計や環境影響調査、用地測量などに着手するとともに、準備会の設置を検討していく。

 関東地区ではこのほか、北関東自動車道の笠間PAスマートIC(仮称)も準備段階調査に採択したほか、常磐自動車道の三郷料金所スマートIC(フル化)を新規事業化している。

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