三井共同で詳細設計 国道357号 湾岸蘇我6車線化(千葉国道)
[2020/9/30 千葉版]
国土交通省千葉国道事務所は、国道357号湾岸蘇我地区の6車線化に向け、詳細設計を進めている。千葉市中央区塩田町から蘇我3丁目までの延長約1kmについて、詳細設計業務を三井共同建設コンサルタント(東京都品川区)に委託した。同業務の成果を踏まえ、用地買収などを進め、早期の着工を目指している。
件名は「国道357号湾岸蘇我地区道路詳細設計他検討業務2G11」。同業務では、4車線を6車線へ改良するため、道路詳細設計や交差点詳細設計、橋梁予備設計、擁壁・補強土予備設計をとりまとめるほか、軟弱地盤の技術解析や施工計画の立案などを担当する。履行期限は12月25日まで。
このほか、「国道357号湾岸蘇我地区設計業務2G12」についても、委託事業者を総合評価落札方式で選定する簡易公募型競争入札を進めている。
同業務の対象は千葉市中央区蘇我3丁目から問屋町までの4km区間。このうち6車線化に向け、蘇我3丁目から今井3丁目までの1km区間で道路詳細設計を進めていく。このほか平面交差点詳細設計や共同溝換気口移設設計をとりまとめる。履行期限は12月25日まで。
千葉市中央区今井3丁目から問屋町までの延長約3km区間の詳細設計については19年度、三井共同建設コンサルタントに委託。予備設計は18年度に大日本コンサルタント(東京都千代田区)がとりまとめている。
湾岸千葉地区改良事業では、千葉市内の国道357号のうち、千葉地区が16年10月に全線開通した。延伸部にあたる蘇我地区(延長約5km)では、主要渋滞箇所が連担し、平均旅行速度が改良した千葉地区や市原地区と比べて著しく低く、ボトルネックとなっていることから、17年度に事業化されている。