事業化へ予備設計 検見川・真砂スマートIC(千葉市)

[2020/9/26 千葉版]

スマートICの設置予定箇所

スマートICの設置予定箇所

 千葉市は、検見川・真砂スマートインターチェンジ(仮称)の整備に乗り出す。開会中の市議会定例会に上程した一般会計補正予算案では3000万円を計上。美浜区内で東関東自動車道と接続する、東京方面への新たなインターチェンジ(IC)を計画している。早期の事業化に向けて予備設計などに着手する方針だ。

 物流施設などが集積する千葉港など湾岸地域と東関東自動車道の東京方面とのアクセスは、市域外の湾岸習志野ICを利用する必要がある。このため、移動時間の短縮による物流の効率化などの観点から、東関東自動車道にいち早く接続し、6車線化された国道357号の整備効果も最大限に発揮するため、美浜区内に検見川・真砂スマートICを新設する計画となっている。

 設置予定箇所は図の通り。美浜区の千葉西警察入口交差点付近から、国道14号と国道357号が分岐・合流する真砂交差点付近までの区間を想定している。

 市道路部は、早期の事業化に向け、国と協議する中で、構造などの検討を早急に実施する必要があることから、予備設計や環境影響調査、用地測量などを進めていく考えだ。

 熊谷俊人市長はこのほど、千葉湾岸地域の渋滞対策について、国土交通省に要望活動を実施。検見川・真砂スマートICについて、準備段階調査箇所の採択を求めたほか、国道357号の千葉西警察入口交差点~真砂交差点間の渋滞対策や、国道357号湾岸千葉地区改良(蘇我地区)の整備推進、千葉湾岸地域における規格の高い道路計画の更なる具体化などを要望している。

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