来年度に公園2期整備 清水公園/駐車場や倉庫など新設(女川町)
女川町は、来年度に清水公園の2期整備工事を実施する考えだ。1期整備でグラウンドを新設しており、2期整備ではグラウンドの周辺に駐車場や倉庫、トイレ、園路、緑地などを設ける計画。本年度は設計業務を委託するため、9月補正予算に約600万円の委託費を計上する。2期工事は来年7~8月ごろに発注し、2022年3月末までの完成を目指す。
清水公園の駐車場は、2カ所に計300台程度のスペースを確保し、1カ所を一般用、もう1カ所を選手用や報道用に使い分ける。予算が確保できればアスファルト舗装で仕上げる。
倉庫は30~40平方m程度の規模で、サッカーやラグビーのフラッグ、ラグビーのポール、芝生のメンテナンス用品などを収納する予定。実際に何をどの程度まで収納するかは今後に検討して決める。
トイレは複数箇所への配置を構想しているものの、実際に新設できるのは1カ所になる可能性が高い。園路は駐車場からグラウンドまで導けるよう整備する。
清水公園のグラウンドは、清水町2丁目他で1.5haの用地を活用し、9600平方mの芝生ピッチや、観客スタンド、木造2階建て延べ999平方mの管理棟などを整備している。工事施工は鹿島建設(東北支店・仙台市青葉区)が担当。工期は2021年3月31日までとなっている。
総合運動場・体育館は改修や再整備
同町は、今後複数年をかけて町総合運動場や町総合体育館の改修・再整備を進める。すでに町民野球場の再整備や町民多目的運動場の芝生化などには着手しており、今後は総合体育館の床の張り替えやトイレの洋式化、電気設備や照明設備の入れ替え、第二多目的運動場の劣化対策などを行う予定だ。
総合体育館は、S造一部RC造3階建て延べ3415平方mの規模で、1983年11月に完成した。メインアリーナの床面積は1600平方m程度で、ほかに小体育室や会議室、研修室などが配置されている。
本年度は鈴木建設(女川町)に手すりの改修工事を発注したほか、構建築設計事務所(仙台市青葉区)に改修工事の設計業務を委託した。設計業務は主に床の張り替えが対象で、トイレの洋式化なども検討する。
総合運動場については今後、駐車場になっているテニスコートの扱いや、アスレチックの更新、第二多目的運動場の劣化対策なども方向性を決めた上で、順次着手することになりそうだ。テニスコートは多用途への転用も視野に入れている。第二多目的運動場の劣化対策は調査業務を委託して考える。