トイレ整備プロポ公告 小中学校 上限提案価格20億円(市原市)

[2020/8/22 千葉版]
 市原市は21日、小中学校トイレ環境整備事業の公募型プロポーザルを公告した。小中学校61校を対象に、設計・施工一括発注(DB)方式で、トイレの洋式化を進めていく。上限提案価格は20億0380万4000円。9月7日まで参加表明書を受け付け、10月12日までに優先交渉権者を選定する予定だ。

DB方式で洋式化

 同事業は、市立小中学校において、校舎の洋式トイレ学校充足率100%を達成するとともに、屋内運動場や武道場にある全てのトイレを洋式化することにより、児童・生徒の健康で快適な学校生活を確保することを目的とする。

 事業の基本方針は[1]健康で快適な学校生活環境の提供[2]安全な改修計画[3]災害対策[4]地域への貢献[5]適正な事業執行──の5項目。このうち「地域への貢献」では、市内に本店がある事業者を積極的に活用することを求めている。

 事業範囲は、設計業務や施工業務のほか、これらの統括し、事業の円滑な進行管理を行うとともに、各業務の検収、検査に関する書類作成や立ち合い、定例会議の運営、設計変更や工程調整に関する諸手続きなどの業務。工期は2024年3月14日まで。

 対象施設は、小学校39校、中学校22校の校舎や屋内運動場、武道場。工事箇所は、トイレ大規模改造工事が18校、23カ所、和便器洋式化改修工事が校舎46校、屋内運動場53校、武道場21校、和便器閉鎖改修工事が36校となっている。

 プロポの参加資格要件は、単体企業または特定建設工事共同企業体とする。施工業務では、建築一式工事と管工事で特定建設業の許可を受けていることや、20・21年度市入札参加資格者名簿の等級格付がAランクであることのほか、施工実績などを求めている。

 26日に現地視察会を開く。9月7日まで参加表明書を受け付け、10日に参加資格審査結果を通知する。23日~10月5日に技術提案書を受け付け、9日の審査会(提案者プレゼンテーション)を経て、12日に審査結果を通知する予定だ。

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