成績上位延べ86社発表 建築1位は奥田と伸建 2019年度工事成績ランキング(宮城県出納局)
[2020/8/21 宮城版]
宮城県出納局は8月20日、2019年度に実施した工事成績考査の成績上位者を発表した。平均点80点以上を獲得した企業が3部門で延べ86社あり、成績上位者としてランクインした。3部門のうち、県内本社企業では奥田建設(仙台市青葉区)と伸建コーポレーション(柴田町)が建築工事部門の1位タイに輝いた。
宮城県は2018年度(対象は2017年度完成工事)から、工事成績考査の上位企業を公表している。公表は今回で3回目。▽土木工事(土木、舗装など)▽建築工事(新築、改築など)▽設備工事(電気、機械など)──の3部門でそれぞれ3件以上の工事を施工し、平均点が80点以上だった優秀な施工者を公表している。1社当たり、何件の工事の平均点なのかは明らかにされていない。
集計の元となったのは、2019年度に完成検査を受検し、契約額が500万円以上などの条件を満たす工事1018件。各工種の受検件数が3件未満の企業や災害応急工事、JVで請け負った工事などは除外されている。
3部門のうち、建築工事部門には平均点80点以上を獲得した7社がランクインした。1位は平均点84点を獲得した奥田建設と伸建コーポレーション。奥田建設は建築工事部門で2年ぶりに1位に返り咲いた。伸建コーポレーションは2年連続の1位となった。3位には平均点83点を収めた西山工務店(蔵王町)が入った。西山工務店は昨年も2位タイに入っている。
土木工事部門で平均点80点以上をマークした成績上位者は64社。1位は平均点88点を収めた飛鳥(東北支店・仙台市青葉区)だった。2位には平均点87点を収めた榮興業(石巻市)がランクイン。3位タイには佐々木組(大崎市)、富士土木(同)、東北ドック鉄工(塩釜市)、陽光建設(仙台市太白区)、若生工業(石巻市)の5社が入った。平均点は86点だった。
また、設備工事部門でランクインしたのは、平均点80点以上を収めた15社。1位は有電社(東北支店・仙台市青葉区)で、平均点は86点。2位は産電工業で、平均点は85点。産電工業は18年度も2位タイに入っている。3位タイには平均点84点を収めた谷工機社(仙台市若林区)、東北エレクトロ通信(石巻市)、大原鉄工所(新潟県長岡市)の3社が入った。
複数の部門でランクインした企業を見ると、奥田建設と赤坂建設(仙台市泉区)はともに、土木工事部門と建築工事部門で平均点80点以上を収め、成績上位者に名を連ねた。