[2020/7/4　宮城版]
　名取市は閖上東地区の産業用地について第5回目の分譲・賃貸事業者の公募を開始した。今回は広さ約1200～6300平方ｍの4区画(％2別図参照％1)を対象に建設業、製造業、運輸業・郵便業の進出企業を募る。募集期間は15日まで。進出が決定した事業者は、市との本契約後1年以内に施設建設に着手、2年以内の完成を目指してもらう。
　閖上東地区の産業用地は、被災市街地復興土地区画整理事業地内に計約約12haを設ける。閖上は車で仙台東部道路名取インターチェンジまで3分、仙台空港まで10分、仙台港まで20分と利便性が高く、さらに名取インターへ直結する市道閖上小塚原線が2019年4月に開通し、一段とアクセス性が向上している。
　産業用地はこれまでの第1～4回公募において製造・加工業や建設業など14区画(計約5ha)に14社の進出が決定済み。
　第5回では[1]約1872平方ｍ[2]約3500平方ｍ[3]約9328平方ｍ[4]約1273平方ｍ──の4区画を対象に分譲・賃貸事業者を募集する。いずれも地目は宅地。用途地域が工業地域、建ぺい率60％以内、容積率200％以内。規制は災害危険区域、航空法による高さ制限などが設定されている。
　募集業種は産業の大分類で「建設業」「製造業」「運輸業・郵便業」とした。申込は事業を行う単体事業所、またはグループが可能で、土地売買契約または定期借地権設定契約の日から1年以内に施設の建設に着手し、2年以内に完成させること。15日まで進出事業者を募集し、審査を実施。審査結果は概ね1カ月後の通知となる。進出事業者は、市と立地協定を締結する。
　市は引き続き残る用地の分譲・賃貸に向けて進出企業を公募する方針だ。

【申込・問い合わせ】

▽名取市生活経済部商工観光課企業誘致係(☎022-724-7148)まで

進出企業の募集区画