［2020/6/24　栃木版］
　国交省宇都宮営繕事務所は、2020年度の事業概要を公表し、本県と茨城県で14施設の改善や新営を進める。20年度の事業費は52億3800万円で、うち官庁営繕事業費が継続の栃木地方合同庁舎新営と足利検察支部の2件で8億2100万円、他省庁から受託した支出委任事業費は12施設44億1700万円となった。なお、足利検察支部は、屋上防水・外壁など老朽化対策を庁舎営繕、給排水衛生設備は支出委任に分類されている。

　本県の6営繕事業には9億3400万円を配分。新規は施設新営に伴う関東農政局大田原市庁舎と栃木公共職業安定所の既存庁舎の取り壊しと構内整備の2件で、単年度で実施する。大田原市庁舎を第1、栃木職安は第2四半期に拡大型一般競争入札を適用する。

　茨城県では、新規に古河労働総合調査に着手するため、第3四半期に地質調査を簡易公募型競争に準じた方式で発注。下妻法務総合庁舎と農林水産研修所つくば館水戸ほ場管理棟新営は、第2四半期に一般競争で発注する予定。

　事業概要は次の通り。([1]事業概要[2]実施年度、▼は新規)

　《官庁営繕》
【栃木県】
▽栃木地方合同庁舎(栃木市)＝[1]庁舎新営RC造5階延べ4000平方ｍ[2]18～20年度
▽宇都宮地方検察庁足利支部・区検察庁(足利市)＝[1]屋上防水・建具改修[2]19～20年度

　《支出委任》
【栃木県】
▽宇都宮法務総合庁舎低層棟(宇都宮市)＝[1]庁舎新営S造3階(地下1階)延べ約1300平方ｍ[2]18～20年度
▽宇都宮地方検察庁足利支部・区検察庁(足利市)＝[1]給排水衛生設備改修[2]19～20年度
▼関東農政局大田原市庁舎(大田原市)＝[1]既存庁舎取り壊し(構内整備)[2]20年度
▼栃木公共職業安定所(栃木市)＝[1]既存庁舎取り壊し(構内整備)[2]20年度
【茨城県】
▽土浦公共職業安定所(土浦市)＝[1]既存庁舎取り壊し(構内整備)[2]19～20年度
▽土浦労働基準監督署(土浦市)＝[1]既存庁舎取り壊し(構内整備)[2]19～20年度
▽水戸法務総合庁舎(水戸市)＝[1]庁舎新営RC造6階(地下1階)延べ1万4000平方ｍ[2]18～20年度
▽水戸地方法務局龍ケ崎支局(龍ケ崎市)＝[1]屋上防水・建具・外壁・内装改修[2]19～20年度
▼水戸地方法務局取手出張所(取手市)＝[1]エレベーター改修[2]20年度
▼農林水産研修所つくば館水戸ほ場(水戸市)＝[1]管理棟新営他木造平屋延べ200平方ｍ[2]20年度
▼下妻法務総合庁舎(下妻市)＝[1]既存庁舎模様替え工事、本館RC造2階延べ1400平方ｍ、別館(水戸地方検察庁下妻支部筑西公共職業安定所下妻出張所)S造2階延べ500平方ｍ[2]20～21年度
▼古河労働総合庁舎(古河市)＝[1]敷地調査業務[2]20年度