山武PAは松尾町周辺に 調整会議 休憩施設で整備方針案(圏央道)

[2020/6/19 千葉版]
 圏央道(千葉県区間)休憩施設調整会議の第2会合が18日開催され、パーキングエリア(PA)2カ所の整備方針案について意見を交わした。神崎PA(仮称)は道の駅「発酵の里こうざき」との一体的整備、山武PA(仮称)は山武市松尾町周辺に整備する方向性が示された。

 この調整会議は、新型コロナウイルスの感染拡大のリスクに対応するため、ウェブ会議方式により実施。圏央道休憩施設の配置計画のほか、神崎PAや山武PAの検討状況について確認した。

 整備方針案をみると、神崎PAは、圏央道と道の駅「発酵の里こうざき」の間のスペースに配置する計画。道の駅との一体整備を円滑・確実に進めていく。

 整備時期は、圏央道の4車線化に併せて早期供用を目指す方針。早期整備を図るため、今月2日に準備工事に着手している。

 山武PAは、山武市松尾町の山武郡市環境衛生組合ごみ処理施設の北側付近を想定。早期事業化を目指し、必要な手続きに着手する。地域活性化の施策について、山武市や沿線自治体と連携するほか、商業施設の設置を引き続き検討していく。

 整備時期は、圏央道(大栄JCT~松尾横芝IC)の開通を踏まえ、早期供用を目指すとした。

 調整会議の出席者からは「今後、計画の具体化に当たり、地元との連携が不可欠になってくる」などの意見が出されたという。

 圏央道の県内区間について、神崎PAから(未供用の大栄JCT~松尾横芝IC間を含め)高滝湖PAまでの約75kmには休憩施設が計画されていないため、その具体化が求められている。

 この調整会議は、国土交通省の関東地方整備局道路部と千葉国道事務所、常総国道事務所、県土整備部の道路計画課、NEXCO東日本関東支社の建設事業部と千葉、木更津、水戸の3工事事務所の委員らで構成している。

施設配置図(神崎パーキングエリア)

施設配置図(神崎パーキングエリア)

施設配置図(山武パーキングエリア)

施設配置図(山武パーキングエリア)

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