公営住宅で実施設計 金ケ作2期 3号棟は延べ3361平方m(県住宅課)

[2020/6/9 千葉版]
 県住宅課は、松戸市の金ケ作県営住宅について、第2期の実施設計に着手する。RC造5階建て延べ3361平方m規模の3号棟を新築し、公営住宅56戸を整備する計画。実施設計の成果を踏まえ、2021年度の着工を目指す。今年度予算では、公営住宅建設事業の金ケ作県営住宅建設(第二期)で、実施設計や地質調査などで6510万円を予算化している。

 業務名は、金ケ作県営住宅第2期実施設計業務委託(令和2年度)。委託先を選定する簡易公募型指名競争入札の手続きを開始した。同業務では、公営住宅56戸(うち2戸は既存2号棟集会所を住戸へ改修)や付帯施設などの実施設計をとりまとめる。履行期限は21年3月19日まで。

 敷地面積は6025平方m。主な建築物の規模・構造は、共同住宅(3号棟)がRC造5階建て延べ3361平方m、集会所がRC造平屋101平方m。このほか、築山や広場、駐車場、自転車置場などを整備していく。基本設計は竹江設計事務所(鎌ケ谷市)が担当した。

 簡易公募型指名競争入札の応募資格要件は、県建設工事等入札参加業者資格者名簿の建築関係建設コンサルタント業務に登載されていることや県内に本店があることのほか、業務実績などを求めている。25日まで応募調書資料、7月30日~31日に入札書を受け付け、8月3日に開札する予定だ。

 金ケ作県営住宅用地は、計192戸の計画として建設事業に着手し、第1期事業として10年度に1号棟(79戸)、2号棟(57戸)と集会室が完成。松戸市内の耐震性に問題のあった県営住宅からの移転先として建設を完了している。

 第2期事業では、地域貢献施設用地を貸付し、民営による同施設の併設が予定されていたが、国土交通省との調整により併設しないこととなった。これを受け、関係者との調整を図りながら、第2期56戸の建設を進めている。

金ケ作県営住宅第2期の計画敷地図(PDF)

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