約1.6億円で小野寺工業 唐桑保育所の建築工事(気仙沼市 開札速報)
気仙沼市は21日、仮称・唐桑保育所新築建築本体工事の一般競争入札を開札し、小野寺工業(気仙沼市)が1億5900万円で落札した。入札には同社を含め9社が参加した。今後は別途、6月に電気設備工事と機械設備工事、10月に外構工事を一般競争入札で発注する予定だ。来年4月の開所を目指す。
唐桑保育所の新築場所は、唐桑町只越346-11他の市有地で、敷地面積が3500平方m。園舎は木造平屋753平方mの規模。0~5歳児の保育室、職員室、調理室、ホールなどを設ける。定員は75人だが、90人の認可が取れる規模としている。
建築本体工事では、屋根をガルバリウム鋼板瓦棒葺きとシート防水、外壁を窯業系サイディング、床を複合フローリングと長尺塩ビシール・タイル、壁を石膏ボードビニルクロスと杉羽目板張り、天井を化粧石膏ボードとケイカル板塗装で仕上げる。工期は2021年1月29日まで。
市は本年度の第1号補正予算で、唐桑保育所の工事費に3億円、工事監理業務委託費に890万円を計上した。発注予定で示している概算工事規模は、電気設備工事が3000万~5000万円、機械設備工事が5000万~7000万円、外構工事が2000万~4000万円
新築の設計業務は菅伸建築設計事務所(仙台市・若林区)に委託した。
空調設計業務はみやび建築工房
同市は21日、小中学校管理室等空調設備設置設計業務の一般競争入札を開札し、みやび建築工房(仙台市若林区)が445万円で落札した。市内にある小学校14校と中学校11校の計25校で、職員室や校長室、一部の事務室など計62室に空調設備を導入するため、設計をまとめる。履行期間は7月31日まで。
市は昨年度の3月補正予算で、空調設備の設置事業費に1億4373万円を計上し、繰越明許費に設定した。設置台数は84台を予定。小中学校を合せた工事費は約1億3000万円を見積もっている。年内に工事を発注して設置完了を目指す。