庁舎の耐震改修を公告 建築・機械・電気で3件 書留郵送の入札も可(柴田町)

[2020/4/28 宮城版]
 柴田町は24日、役場庁舎と保健センターの耐震補強工事について一般競争入札3件を公告した。工事は建築、機械設備、電気設備に分離しており、入札参加申請はいずれも5月18日まで受け付ける。開札は同25日に順次執行する。今回から新型コロナウイルス感染防止対策の一環として書留郵便による入札参加も可能。工事は2カ年を掛け、総工事費は約11億円を見込む。
 各工事の入札参加資格を見ると、建築工事は▽仙台市以南(名亘・仙南地区)の市町に本店▽特定建設業の許可▽経審の建築一式の総合評定値が750点以上──など。機械設備と電気設備は、所在要件は建築と同様。経審の総合評定値は機械設備が「管」で750点以上、電気設備が「電気」で750点以上であることとした。
 3件とも、特別簡易型の総合評価方式となり、入札スケジュールは、5月18日まで入札参加申請書を受け付け、25日に開札する。
 執行に当たってはこれまでの会場での開札に加え、書留郵便による入札参加も認められている。コロナの影響で入札会場に来られない事業者などへの配慮で、郵便入札を希望する場合は開札日の前日(22日金曜日)必着で入札書を投函する。この場合の札入れは初回の1回のみ。
 3件とも議会承認案件となり、町議会6月会議に議案提出を目指す。工事費は2カ年で10億9432万円を見込む。
 役場庁舎と保健センターは、老朽化が著しく庁舎は耐震基準を満たしていないことから、今工事で耐震補強と改修工事を合わせて実施し、施設の長寿命化を図るもの。庁舎はRC造の地上6階地下1階建て延べ4367平方mの規模。保健福祉センターは役場庁舎と併設しており、RC造4階建て延べ2210平方mの広さとなっている。
 各工事の概要を見ると、建築工事では鉄骨ブレースによる耐震改修のほか、防水、外壁、内装などを施工。機械設備工事では老朽化している空調・換気設備、給排水設備などの改修とし、電気工事は電灯設備や受変電設備、校内配電線路などを更新する。工期はいずれの工事も21年3月31日までとし、繰越を予定している。全体工期は18カ月程度を想定している。設計は、盛総合設計(仙台市青葉区)が担当した。

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