複合施設建築を再々公告 県内事業所の建築A対象(大崎市)
[2020/4/17 宮城版]
大崎市は大崎市鳴子総合支所庁舎等複合施設新築工事(建築)の一般競争入札(総合評価、単独または共同施工方式)について積算の見直しを行い再々公告した。参加資格は県内に本社または受任機関を持ち、市の建築一式工事A等級の単体企業もしくは2社か3社のJVであることなど。
実績は▽CLTを用いた建築工事を元請けとして受注した実績▽みやぎCLT建設実務者現地研修を受講したことがあるものが入札参加業者と直接的な雇用関係にある▽1月1日時点で宮城県CLT等推進協議会に入会している──のいずれかを満たしていることが条件となっている。
参加申請書の提出(JVの場合)は5月11日まで、総務部財政課への持参で受け付ける。設計図書の閲覧は同22日まで。入札書は同25日まで配達証明付き郵便で郵送すること。同日まで到着したもののみ有効。開札は同27日に予定している。
複合施設はJR陸羽東線御殿湯駅の隣接地約4900平方mに建設する。施設の構造は木造2階建て1845平方m。敷地内にはS造平屋40平方mのおもいやり駐車場、S造平屋159平方mの屋根付き車庫・倉庫も建築する。工期は3年3月31日まで。
鳴子総合支所建設事業は行政機能に公民館機能を併せ持つ複合施設を建設するプロジェクト。木造住宅・建築物の木造化によるリーディングプロジェクトとして国の「木造先導プロジェクト2019」に採択されている。
施設に利用するCLTパネルは県内で製造可能な1200mm幅の小型なものを使用。CLT活用の1つのモデルとなる。
複合施設の設計は鬼沢建築設計室(同市古川)・盛総合設計(仙台市青葉区)JVがまとめた。