土木は白川土建、建築はカラカマ工務店が首位 19年度年間受注ランク(千葉市)

[2020/4/14 千葉版]
 千葉市財政局契約課は、2019年度第4四半期までの事業者別の受注状況を13日公表した。四半期ごとに取りまとめている受注状況の第4四半期までの結果は、受注額の年間ランキングに相当するもので、市内業者では、土木一式工事で「下水道施設改良工事(園生30-1工区)」など6件を受注した白川土建(若葉区)、建築一式工事では「千城台旭小学校大規模改造工事(その1)」など6件を受注したカラカマ工務店(中央区)がそれぞれ首位となった。

 業者別に契約した工事と、委託した業務を対象に、「市内」「準市内」「市外」に分けてその受注額で順位付けしたもののうち、市内業者の年間ランキングでは、土木一式で39社(18年度は47社)、建築一式で22社(同22社)がそれぞれランクイン。土木一式では2位が「中央星久喜町線歩道整備工事(31-1)」などを受注した大幹(若葉区)、3位が「西千葉歩道橋撤去工事(稲31-2)」ほか5件を受注した清水土木(中央区)となった。

 建築一式ではまた、2位が「朝日ケ丘小学校大規模改造工事(その2)」など3件受注の大塚建工(若葉区)、3位は「生浜東小学校内外部改修工事(その2)」など4件を手掛けたストラクス(となっている。

 市内業者でその他の工種をみると、とび・土工・コンクリート工事では「南町宮崎町線街路築造工事(31-1)」など3件を落札した丸善建設(美浜区)がトップ。

 設備工事をみると、電気工事が「市美術館拡張整備電気設備工事」など2件を受注した環境テクノス(若葉区)、管工事では「生浜小学校外2校普通教室外冷暖房設備工事」など7件を受注した信和アセント(中央区)が首位だった。

 ほ装工事は、千年杉建設(緑区)が「中瀬幕張町線外1舗装改良工事(美31-1)」など8件受注で首位。塗装工事は西川塗装店(若葉区)が「稲毛陸橋補修工事(美31-1)」ほか1件で、防水工事は「検見川小学校外1校プール改修工事」の達成工業(花見川区)など4件で1位だった。

 電気通信工事は、昌信電機工事(中央区)が「フクダ電子アリーナ監視カメラ設備外改修工事」など3件でトップ。造園工事は「動物公園チーター放飼場外整備工事」(JV施工)を受注の林造園土木(中央区)、消防施設工事は「消防局・中央消防署自動火災報知設備外改修工事」を受注した平和防災(稲毛区)がそれぞれトップとなっている。

 このほか、昨年度からランク付けの始まった解体工事は、市原組(美浜区)が「花見川第二小学校解体工事」(JV施工)で首位となった。

 工事で準市外、市外業者を見ると、土木一式工事は「中央浄化センター塩素混和池建設工事」を受注した村本建設(大阪市天王寺区)、電気工事では「中央浄化センター水処理電気設備工事」など2件の第一テクノ(東京都品川区)がそれぞれ首位。市外業者では「動物公園シマウマ舎外新築工事」を請け負った神明建設(茂原市)が建築一式でトップ。機械器具設置工事では「中央浄化センター用水外機械設備改築工事」を受注したフソウ(東京都中央区)が1位となっている。

 委託について主なものをみると、市内業者では、建築関係建設コンサルタント業務のトップは「千城台北小学校大規模改造実施設計業務」など3件を受注した西原建築設計事務所(稲毛区)。土木関係建設コンサルタント業務では「下水道実施設計業務委託(大宮台31-1)」ほか13件を手がけた恵進コンサル(中央区)が1位で、測量では「市内追加IC設置検討に伴う測量業務委託(31-1)」ほか7件の空間情報サービス(中央区)、地質調査は「二級河川坂月川軟弱地盤技術解析業務委託(31-1)」など4件の千葉土質調査(若葉区)がそれぞれ首位になるなどしている。

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