真岡土木 杉山に900mバイパス計画 黒田市塙真岡線 待避所2カ所を整備

[2020/3/12 栃木版]
 待避所を設置した区間は小貝小学校の通学路に指定され、地域住民をはじめ未就学児を含め日常的に利用しているという。また、来年度には事業箇所の北方に物流倉庫が建設され、大型車両の通行が更に増加することが想定されるとした。時速40km道路となっている。

 事業箇所について町は、「とちぎの道現場検証」や県議会県土整備委員会等を通じて、毎年のように県に要望している。同事務所では、バイパス整備には相当の年数がかかるため、現道の安全を確保する観点から、待避所2カ所を設置。歩行者・自転車等の安全を確保し、車両の交互通行を少しでも改善するため整備を決めたとしている。待避所設置のための用地については町と協議、地権者から無償提供を受けて短期間での完了に見通しが立ったとした。

 南側待避所の延長は20m。両側(L4.2m×2)のすり付けを含め現道影響部は約28m。グレーチングでかさ上げし、工事はU型水路28.4m、L型擁壁28.9m、アスファルト舗装50平方m、側溝無蓋化28.4mに加え、U型側溝2mに天井版を設置した。

 北側の待避所は、町農協市貝支所前に設置。待避所の延長は20mで、両側(L4m×2)のすり付けを含め、側溝の無蓋化28m、アスファルト舗装が40平方m。待避所の北側には町道1004号線が分岐する交差点がある。

 同事務所では現在、通学路の安全対策として、杉山地区の南側に当たる文谷地内の小貝小学校側で歩道整備を含めた道路改良事業を実施している。同事業が2021年度に完了することから、引き続き杉山地区のバイパス整備に着手できるよう、調整を進めていきたいとした。

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