県が発注予定281件 1月期 38件を一般競争で
[2020/1/24 栃木版]
県は24日付けで、1月期の建設工事発注見通し(250万円超)を公表した。全体では281件で、このうち予定価格5000万円以上(補正予算分は1億円以上)の条件付き一般競争入札が38件となり、環境森林部1件、県土整備部37件の内訳。主な工事では、明ばん沢谷止工(那須町)、つくば益子線橋梁上部工(益子町)、天頂上沢砂防堰堤工(塩谷町)、一級河川杣井木川排水機場ポンプ設備工(小山市)-などが一般競争対象となった。 =2~4面に281件の概要
今回公表した部局別内訳は、県土整備部が最も多く235件。次いで、環境森林部31件、農政部7件、経営管理部と教育委員会が3件、企業局2件となった。
県土整備部の各課室・事務所別内訳は、宇都宮土木10件、鹿沼土木26件、日光土木15件、真岡土木25件(うち条件付き一般競争入札7件)、栃木土木32件(同1件)、矢板土木13件(同5件)、大田原土木22件(同7件)、烏山土木26件(同1件)、安足土木29件、下水道管理2件、公園2件、建築課32件(同15件)、総合スポーツゾーン整備室1件(同1件)で、河川課と住宅課は該当が無い。
宇都宮土木は、12月公表から宇都宮向田線区画線設置など指名競争2件を追加し、10件を発注する。追加を含め121号環状南工区が5件を占めたほか、宇都宮今市線から大谷観音線が分岐する交差点の改良と、同交差点西に近接する姿川を渡河する大谷橋の下部工を発注する。
鹿沼土木は、栃木粕尾線舗装修繕と粟野川・思川の堆積土除去3件を追加、未発注は指名26件。293号楡木バイパス改良を3件に分割、舗装工事を1件発注する。
日光土木は指名で5件を追加し、15件を年度末までに発注。119号水無バイパスの進ちょくを図るため、改良2件と舗装工4件を発注する。
真岡土木は、道路舗装工5件を追加。具体的には、芳賀町の宇都宮茂木線の舗装新設、茂木町の294号と真岡市二宮の岩瀬二宮線の舗装修繕工事を発注する。
栃木土木は、羽田川の堆積土除去や上田壬生線の舗装修繕など指名7件を追加し32件を発注。一般競争の杣井木川排水機場は、ポンプ設備工事に工期19カ月を予定した。
矢板土木は指名で道路の舗装修繕2件を追加。未発注の一般競争は5件で、408号宇都宮高根沢バイパスの函渠工に工期10カ月、矢板市の西小学校沢と塩谷町の天頂上沢の堰堤工は9カ月となった。
大田原土木は大田原高林線舗装工1件を追加。未発注の一般競争は7件で、柳田沢堰堤工は本体と渓流保全工を分割、西那須野薄葉線改良も2分割で発注する。
烏山土木は8件を追加し、旭表1-Aの法枠工に着工するほか、烏山停車場線電線共同溝を2分割で予定した。
安足土木の追加は指名5件。足利で小俣立体に伴う樋管門扉、佐野では正雲寺北の法面工などを発注する。
公園事務所の2件は、那須野が原公園で駐車場排水施設を修繕するほか、日光だいや川公園のアスレチック更新工事を実施する。下水道管理は、鬼怒川上流と中央処理区のマンホール鉄蓋の更新を実施する。
建築課は指名で12件を追加、32件を発注する。高等学校特別教室の空調設置に伴う管工事が主体。老朽化に伴う県営住宅の解体は、足利の葉鹿第三とさくらの大日下に工期4カ月を予定した。
農政部は、水産試験場の取水口浚渫と県北家畜保健衛生所の設備更新など指名3件を追加し7件を発注。農業振興事務所は揚水機の設置等で、事務所別内訳は、芳賀農振1件、那須農振3件。
環境森林部の各課・事務所別内訳は、県西環境森林3件、県東環境森林5件、県北環境森林9件(うち条件付き一般競争1件)、県南環境森林8件、矢板森林管理6件。このうち発注時期や工期などの見直しが6件。
企業局は産業団地関連2件を発注。芳賀第2工業団地の造成に工期10カ月を予定したほか、ゆいの杜は排水工を含め造成工事を発注する。
教育委員会は3件を追加し指名競争で発注。台風19号被害に伴う栃木商業・黒磯・栃木特支のグラウンドやテニスコート、内装の復旧工事で、各高校が執行する。
知事部局のうち経営管理部は、本庁舎中央監視装置の改修と食肉衛生検査所・県北家畜保健衛生所とのネットワーク拡張工事の3件を随意契約。