関東地方整備局の工事予定 本県工事34件を公表 新年度の維持管理工事など 宇国道 政府調達で新川島橋上部
[2020/01/07 栃木版]
関東地方整備局は7日付で、建設工事発注見通し(1月期・250万円超)を公表した。本県関係工事は7事務所を合わせて34件で、拡大を含め全工事を一般競争入札で発注。事務所別では、▽宇都宮国道5件▽日光砂防15件▽鬼怒川ダム統合管理3件▽渡良瀬川河川6件▽下館河川2件▽利根川上流河川2件▽常陸河川国道1件-とし、宇都宮営繕は該当が無かった。宇都宮国道の茨城県筑西市の50号新川島橋上部工は政府調達協定対象、日光砂防は8件が堰堤・床固等の本体工事を発注する。大半は堤防の除草や道路の路面補修など2020~21年度通年の維持管理工事で、他県工事と合わせた8事務所の発注件数は69件となった。 =6~9面に事務所別発注予定工事と業務概要
国の発注方式は原則、一般競争入札を適用。6000万円未満の工事についても同方式を適用するもので、本県を対象とする拡大工事は、日光砂防と鬼怒川ダム統合管理の各1件となった。
宇都宮国道事務所は年度末までに4件、20年度第1四半期が2件の内訳。目玉は50号が鬼怒川を渡河する新川島橋上部工で、工期に21カ月、第1四半期に発注する。県内の工事は、矢板と小山出張所管内の維持管理や管内の緑地管理工事に加え、宇都宮の4号で西原簗瀬電線共同溝、那須塩原では大原間南歩道橋の下部工を発注する。
日光砂防事務所は、最も多い15工事を発注。今市地区他砂防設備の維持補修に加え、竜光院沢と合の沢、小佐越沢で鋼製スリットによる堰堤工を実施。拡大型ではCCTV改修を行い、これら全案件を20年度第1四半期に発注する。
鬼怒川ダム統合管理事務所は、川治ダムで土砂掘削と管理施設整備、川俣ダムではコンジット予備ゲート開閉装置の改良を実施。発注時期は20年度第1四半期を予定した。
渡良瀬川河川事務所は河川区間の維持管理工事として、佐野、足利、桐生の各出張所単位で5件を予定、このうち足利と佐野地区を左右岸に分け2分割で発注する。一般土木は、佐野市高山町地先で堤防強化を年度末までに予定した。
下館河川事務所の本県関係工事は2件で、真岡と伊讃出張所管内の維持管理工事となっている。
利根川上流河川事務所は、本川の堤防強化工事に加え、本県を含む各出張所管内の堤防除草や維持管理工事など10件を発注。本県は渡良瀬遊水地を対象に維持管理と土砂整正工事の2件。
常陸河川国道事務所の本県工事は、那珂川上流出張所管内の維持管理で年度末までに発注する。