随時募集に7区画追加 産業ゾーンの立地事業者(石巻市)
[2019/12/17 宮城版]
石巻市は、上釜南部など3地区の土地区画整理事業地内に産業ゾーンを設け、立地事業者を募集しており、新たに7区画を加え計15区画を随時募集の対象とした。新たに加えたのは、上釜南部の2区画と下釜南部の5区画。立地希望者は、市産業部産業推進課に申込書や必要書類を持参で提出すること。
募集対象の区画は、上釜南部が7区画、下釜南部が6区画、湊西が2区画。各区画の面積や公募価格などは%2別表%1の通り。いずれの地区も建ぺい率が60%以下、容積率が200%以下を予定。分譲、または借地の予定者に決まってから約3カ月後に土地を引き渡す。大震災の津波浸水区域のため、災害危険区域に指定されている。
土地利用では、建物を建築する場合、分譲または事業用定期借地を選択可能。事業用定期借地の存続期間は10年以上50年未満。建物を建築せずに土地を駐車場や資材置場などに利用する場合は、分譲または土地賃貸借を選択できる。賃借権の存続期間は3年以内。
募集は区画単位で行う。業種の制限はないものの、用途地域や特別用途地域、災害危険区域の制限がある。応募資格は、自らの事業用に土地を購入、または賃借しようとする者で、事業を営むために建物を建築する場合、契約締結日から3年以内に建築着手し、5年以内に完成させ事業を開始できることなど。
申込方法は、市産業部産業推進課に連絡の上、申込書を直接持参すること。申込様式は市のホームページから入手できる。
市はこれまで、造成が終わった区画から優先的に期間を区切って1~3次募集を行い、2回続けて応募がなかった区画は随時募集に切り替えている。今回は2~3次募集で応募がなかった7区画を随時募集の対象に加えた。今後に造成が完了する区画は、4次募集を実施する。
各地区の概要を見ると、上釜南部は所在地が門脇字鷺塚他で、開発面積が約37.6ha。このうち、分譲(賃貸)予定は約8.5haで計41区画。これまでに1区画が立地事業者と分譲契約を締結済み。3次募集で応募が1件あったため、残りは39区画。石巻工業港の背後に位置し、三陸道の石巻港インターチェンジ(IC)から南東に約4.2kmの場所となっている。
下釜南部は所在地が大街道東2丁目他で、開発面積が約25.4ha。分譲予定は約5.8haの計27区画。同ICから南東に約4.2kmの場所で、石巻工業港の背後に位置している。
湊西は所在地が大門町1丁目他で、開発面積が約40.4ha。分譲予定は約6haの計30区画。三陸道の石巻河南ICから南東に約6kmに位置している。
用途地域は上釜南部が準工業地域、下釜南部と湊西が準工業地域・工業地域。
産業ゾーンへの立地に関する問い合わせは、産業推進課(☎0225-95-1111、内線3545~47)まで。