20年度は2校で設計 第2期分の学校再生計画(習志野市)

[2019/12/3 千葉版]
 習志野市教育委員会がまとめた、2020年度から25年度までの、第2期分となる学校施設再生計画の案が2日、明らかになった。14年1月に策定した「第1期分」の期間が19年度で完了するため、新たに6カ年を期間とする計画として進めるもので、1期分から大規模改修や改築などの設計などを進めた谷津南小学校と谷津小学校、大久保小学校などに続き、20年度からは向山小学校で長寿命化改修、第二中学校で改築に向けた設計にそれぞれ着手する。

 今回の計画案によると、20年度は5校で設計や工事などを進めるほか、21年度は実籾小学校で大規模改修(トイレ改修を含む)と、屋敷小学校で長寿命化改修に向けた設計に着手する予定でいる。

 市によると1975年に完成した向山小の校舎1(RC造4階建て延べ5123平方m)は、耐震性は確保しているものの、耐用年数を60年とすると、耐用年限が35年度までのあと17年に迫っているほか、第二中は5つある校舎のうち、1959年完成の校舎2(RC造2階建て延べ992平方m)と1961年完成の校舎1(RC造2階建て延べ731平方m)が、耐用年限が19年度で切れるのと、あと3年を残すのみになっているという。

 市では再生計画の継続的な運用方針として、市が管理する学校施設台帳など学校施設の基本情報のほか、これまでの改修や修繕の履歴、定期点検、法定点検の結果などといった点検時の指摘事項に加え、各学校からの報告や修繕の要望などといった情報を管理し、施設の実態を把握した上で、以降の改修内容や時期などしていくなどとしている。

 同市には小学校17校と中学校7校、高等学校1校の計24校・計110棟があり、これまでの調査では市内の南側と北側の児童数の差が明確で、特に谷津小や大久保小、東習志野小など主に市北側の児童数が突出して多くなっているという。

学校 区分 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度
小学校 大規模改修
(トイレ改修
含む)
実籾小 実籾小 実籾小
袖ケ浦東小 袖ケ浦東小 袖ケ浦東小
谷津南小 谷津南小 谷津南小
長寿命化
改修
屋敷小 屋敷小 屋敷小 屋敷小 屋敷小
藤崎小 藤崎小 藤崎小 藤崎小
実花小 実花小
向山小 向山小 向山小 向山小 向山小
改築等 谷津小 谷津小
大久保小 大久保小 大久保小 大久保小 大久保小
大久保東小 大久保東小 大久保東小 大久保東小
中学校 長寿命化
改修
第一中 第一中 第一中 第一中 第一中
第六中
改築等 第二中 第二中 第二中 第二中 第二中
第三中
市立高校 該当なし

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