トップは鎌形建設 18年度の発注工事受注ランキング(県土整備部)
[2019/11/28 千葉版]
県土整備部建設・不動産業課は27日、2018年度の県発注工事について、年間受注額の多かった上位20社を明らかにした。同年度に県の知事部局や企業局(旧企業土地管理局と旧水道局)、病院局、教育庁、警察本部が発注した全ての工事が対象で、契約金額(18年度の県発注工事に伴うもの)では、鎌形建設(多古町)が受注額25億3,400万円で、栄えある1位となった。
上位企業をみると、1位の鎌形建設は、旧青少年女性会館の大規模改修建築工事を請け負っているほか、複数年でナリコー(成田市)とのJVで進めている、県総合スポーツセンター野球場の耐震・大規模改修建築工事や、福増浄水場排水処理施設建築工事の受注が大きかった。
受注額20億5,400万円で2位となった鉄建建設(東関東支店・千葉市中央区)は、石浜建設(柏市)とのJVによる、「公共つくばエクスプレス沿線整備工事(十余二船戸線箱型函渠築造)」の受注が大きい。国道16号の下を横断する、都市計画道路十余二船戸線のアンダーパスとして、延長33m余のボックスカルバートを整備した。また、受注額20億1,300万円で3位の石垣(東京都千代田区)は、18年6月の入札で「福増浄水場排水処理施設機械設備工事」を受注するなどしている。
4~20位の業者と年間受注額、主な受注工事は次の通り。太字は県内業者。受注額、主な受注工事の順(100万円未満切り捨て)。
[4]JFEエンジニアリング(千葉支店・千葉市中央区)=16億4,600万円、北総浄水場沈澱池等覆蓋設置工事など[5]関電工(千葉支店・千葉市中央区)=16億0,100万円、平成29年度幕張メッセ施設整備電気設備工事(特別高圧受変電設備他更新)など[6]メタウォーター(千葉営業所・千葉市中央区)=15億9,200万円、柏井浄水場西側沈澱池等覆蓋設置工事(その2)など[7]昱(あきら)(千葉支店・千葉市若葉区)=14億4,200万円、江戸川第一終末処理場特高変電所外電気設備工事など[8]阿部建設(旭市)=14億2,100万円、社会資本総合交付金工事(仮称土屋橋本線P5・BランプP2・CランプP3橋脚)など[9]前田建設工業(東京都千代田区)=13億9,800万円、社会資本整備総合交付金工事((仮称)清滝トンネル本体工)など※JV編成[10]東芝インフラシステムズ(東関東支店・千葉市美浜区)=13億8,000万円、福増浄水場排水処理施設電気設備工事など[11]片岡工業(一宮町)=13億7700万円、広域河川改修(復興)工事((仮称)一宮川第2樋門工)など[12]竹内建設(印西市)=12億2,600万円、社会資本総合交付金工事(仮称土屋橋本線P7橋脚)など[13]石浜建設(柏市)=11億9,100万円、公共つくばエクスプレス沿線整備工事(十余二船戸線箱型函渠築造)など[14]大豊建設(東関東支店・千葉市中央区)=11億4,100万円、一拡栗山~船高線(その1)送・配水管布設替工事など※JV編成[15]市原組(千葉市美浜区)=11億1,400万円、市原市辰巳台東3丁目8番地先配水管整備工事など[16]畔蒜工務店(横芝光町)=10億9,400万円、海岸基盤整備(復興)工事(新堀川樋管工)など[17]石井工業(香取市)=10億4,400万円、新都市ビル解体工事など※JV編成[18]京成建設(船橋市)=10億3,800万円、一拡栗山~船高線(その1)送・配水管布設替工事など※JV編成[19]福田組(千葉営業所・千葉市若葉区)=10億1,400万円、公共つくばエクスプレス沿線整備工事(十余二船戸線道路擁壁築造その2)など[20]荏原実業(東関東支社・千葉市中央区)=9億9,900万円、木下取水場北総系2号ポンプ及びロート弁整備工事など