千建協から畔蒜、石井氏 県土整備功労で晴れの受賞(県文化の日表彰)
「2019/10/31 千葉版]
2019年の文化の日県功労者表彰の受賞者が決まり、県総務部総務課から発表された。今年の受賞者は個人が57人、団体が2団体で、本県の建設業界からも県土整備功労として、県建設業協会の畔蒜毅会長、同協会の石井良典副会長(発表順)の2人が受賞の栄に浴することとなった。
文化の日県功労者表彰は、各方面でそれぞれ顕著な功績を挙げ、本県の発展に多大な功績を成し遂げた個人や団体を表彰するもので、1948年に文化の日が制定されたのを機に、第1回の表彰が開催され、今回で72回目を数える。
表彰式はその文化の日である11月3日に、県議会議場で午前10時から執り行われる予定で、県庁本庁舎の1階ロビーで記念撮影が行われるほか、同本庁舎20階のレストラン黎明では、懇談会の開催も予定されている。
主な受賞者経歴と功績の概要は次の通り(敬称略)。
■県土整備功労
◇畔蒜 毅(あびる たけし)
現・一般社団法人千葉県建設業協会長
畔蒜氏は、1951年6月17日生まれの満68歳。1994年5月に社団法人(当時)の県建設業協会八日市場支部監事、98年からは同支部理事として活躍後、02年には同支部長を務め、10年からは同支部相談役に着任した。
同協会本部でも、理事職を経て、副会長職に2012年5月から当たると、16年5月には鈴木雅博前会長の後任として同協会長に就任し、現在に至っている。
並行して同時期から、全国建設業協会(全建)の協議員のほか、県建設産業団体連合会長、八匝建設業協同組合理事長など業界関連の要職のほか、自身の畔蒜工務店(横芝光町)でも1975年に取締役に着任。現在でも代表取締役社長としてらつ腕を振るっている。
県建設業協会では、研修会や講習会の実施を提唱。その後数多くが開催され、多くの会員のレベルアップが図られ、組織の健全で安定した運営につながると同時に、会員間の融和と協調を図ることにまい進、その卓越した手腕と指導力で、今日の同協会があるとされている。
◇石井 良典(いしい よしのり)
現・一般社団法人千葉県建設業協会副会長
石井氏は、1955年1月15日生まれの満64歳。以降の改組を含め、社団法人県建設業協会香取支部では2002年から現在まで支部長職を務めており、本部でも同年から理事に着任。14年5月からは副会長職も併任し、今日に至っている。
地元・香取市でも香取建設業協同組合の理事長を現在まで勤め続けているほか、県建設業協同組合連合会の理事長、建設業労働災害防止協会(建災防)県支部香取分会副分会長など業界関連の要職に加え、地元経済財界でも、1998年から携わる佐原商工会議所での議員を経て、2014年からは会頭を務めており、地元の信頼は厚い。本業では1980年に西武建設に入社後、1983年には家業の石井工業(香取市)で専務取締役、98年以降は代表取締役社長として社を率いている。
県民の生命財産を守るため、地域防災活動に特に注力。14年に香取支部長に就任した当時は、建設産業が他の産業に比べ雇用面で対応の遅れがあり、その改善と後継者育成面で、建設科のある高校の生徒を対象に建設現場見学会を実施することを役員会で提案。これらは現在まで継続されている。