栗原警察署の新設 中央開札で造成設計 20年度に造成工事へ (宮城県)

[2019/9/13 宮城版]
 宮城県は統合によって新設する栗原警察署(仮称)の敷地造成について、「仮称・栗原警察署造成測量調査設計業務委託」の入札結果を9月12日に公表した。中央開発(東北支店・仙台市若林区)が1650万円で落札した。土地7000平方mの測量、地質調査および造成設計を委託する。宮城県は2020年度に造成工事を発注する考え。
 仮称・栗原警察署造成測量調査設計業務委託の一般競争入札は県北部土木事務所栗原地域事務所が所管し、8月8日に開札した。4社が応札したものの、調査基準価格の1863万1000円を下回ったために落札決定が保留されていた。
 低入札調査を経て総合評価(簡易型)を行ったところ、価格点では4社が50点で並んだ。その状況で中央開発は価格以外の評価点で32点を獲得し、総合評価点を計82点として落札を決めた。配置技術者の資格・実績等で高い評価を獲得し、他社に差を付けた。予定価格は2342万7000円だった。
 栗原警察署は築館警察署と若柳警察署を統合して新設する。整備地は栗原市志波姫南堀口58ほかの元農地。土地7000平方mのうちの5300平方mを造成し、庁舎などを建設する。同地は国道398号に面し、近隣には国道4号築館バイパスやみやぎ県北高速幹線道路が通っている。
 中央開発には土地7000平方mの現地測量や基準点測量を委託し、5カ所での機械ボーリングも履行してもらう。その上で造成の基本計画や実施設計をまとめてもらう。履行期間は2020年2月21日まで。
 宮城県は20年度に造成工事に着手し、その後、庁舎の設計業務を委託する。22年度から庁舎建設を始め、24年度中に完成させる。

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