プロポで設計・施工一括 「お客様センター」の新設事業(野田市水道部)
[2019/8/2 千葉版]
同事業は、既存の「お客様センター」が東武アーバンパークラインの野田市駅前にあり、水道部と離れているため業務連携が効率的でないことに加えて野田市駅の駅前広場や立体交差事業整備などに伴い、同センターを水道部敷地内に新たに建設し、双方の連携による強化と利用客のさらなる利便性向上を図るもの。
センター建設地は、水道部敷地内にあたる中根324の市街化調整区域(建ぺい率60%、容積率200%)1万9,606平方mの一部で、建物は2階建て延べ約700平方mを想定している。また臨時駐車場の整備場所は、水道部庁舎南側にあたる堤根141-1の一部の約1600平方mで、駐車台数は60台程度を想定。臨時駐車場整備に関連して門扉・フェンス工事(約60m)の設計も計画している。また浄化槽蓋補強のために約96平方mのコンクリート工事や監視カメラと雨水配水管移設工事も見込む。
事業内容は▽お客様センター建設に関する測量・設計業務、工事監理業務、建築工事、電気設備工事、衛生設備工事、空調設備工事、外構工事等▽臨時駐車場整備に関する測量・設計業務、造成工事▽関係部署との協議を含む、お客様センター建設と臨時駐車場整備に伴う法令等の手続き──などとした。
参加者は、2~3者の構成員からなる任意に結成された連合体(JV)とし、JV代表者は施工業務(お客様センター建設)を担当する者を充てる必要があるとした。
資格要件をみると、共通事項として県内に本店または営業所等があることを要する。JV代表者は建築一式工事で市の入札参加資格業者名簿に登載されていることなどが必須。設計業務と工事監理業務に参加する者はいずれも測量・建設コンサルタントに登載されていることなどを求めている。また施工業務(臨時駐車場整備)については協力会社の参加も認めるとし、名簿登載の有無は求めない。
事業全体の履行期間は21年3月15日までだが、提案により前倒しにすることは差し支えないとした。また事業における各業務や工事の履行期限については、測量・設計業務が20年6月30日、工事監理業務が21年3月15日、臨時駐車場整備が20年8月31日、お客様センター建設工事が21年3月15日を、それぞれの目安として提示している。