公設市場水産部荷捌所棟を新造設計 全体事業費に38億円(柏市)
[2019/7/25 千葉版]
柏市は24日、若柴地先にある市公設市場の水産物部荷捌き所棟新設工事に向けた設計業務を制限付き一般競争入札で公告した。8月2~16日に入札書を受け付け、19日に開札する。老朽化などから建て替え準備を進めている水産棟(S造)において、荷捌き所や事務所など一部機能を持つ施設の新設に関するもので、今回の設計業務をもとに規模を策定し、2021~23年度での施工を目指す。
同市の公設市場は開設以来40年以上が経過しており、市場施設の老朽化・陳腐化が進んでいることから、13年度に市場整備計画を策定。これまで青果棟の耐震改修や花き棟の建て替えが完了しており、今年度はS造2階建ての水産棟建て替えに向けて、施設一部の設計業務に着手する。
水産棟(S造)の建て替えにあたっては、複数建物が関連する見通しだが、具体的な内容は今回の設計業務などで検討するとした。公設市場の改定整備計画概略図によると、現状の整備計画では最後発に位置付けられている管理棟の耐震改修が26年度を予定しており、整備計画全体事業費は約38億円を見込んでいる。
入札参加資格は、区分「測量・コンサルタント」のうち大分類「建築関係建設コンサルタント業務」の中分類「建築一般」に登録があることや、市内に本店があること、実績などを求める。履行期間は20年2月28日まで。