消防署の新築公告 工事3分離/26日まで参加受付(東松島市)
[2019/7/20 宮城版]
東松島市は19日、東松島消防署の新築工事について、建築、電気設備、機械設備の3件に分離し、一般競争入札を公告した。3件とも26日まで参加申請を受け付け、8月20日に開札する。工期は2020年10月30日まで。新しい消防署は、同12月1日からの供用開始を予定している。
同署は小松字下浮足100-5に移転新築する。敷地は矢本市民センターの西隣で、面積が4500平方m。建物はRC造2階(塔屋部一部3階)建て延べ1568平方mの消防署庁舎と、RC+一部S造3階建て延べ137平方mの訓練棟を建てる。市は同署と矢本市民センター、体育館を含めた一帯を防災拠点に位置付けている。
建築工事は、庁舎と訓練棟を建設するほか、外構工事として構内舗装・排水や、フェンス、ごみ置き場、駐輪場、プロパン庫などの設置を行う。予定価格は5億9690万円。
入札の参加資格は、市内か石巻市、女川町に事業所を置く建築工事業の特定建設業者で、建築一式工事に関する経審の総合評定値(P点)が900点以上あることなど。
電気設備工事は、電灯設備や動力設備、受変電設備、映像・音響設備などを設ける工事で、予定価格が1億0446万円。入札の参加資格は、市内か石巻市、女川町に事業所を置く電気工事業の特定建設業者で、電気工事のP点が750点以上あることなど。
機械設備工事は、空気調和設備や換気設備、給水設備、排水設備、ガス設備などを設置する工事で、予定価格が1億2650万円。入札の参加資格は、県内に事業所を置く管工事業の特定建設業者で、管工事のP点が750点以上あることなど。
新築の実施設計業務は日新設計(仙台市太白区)が担当。新庁舎は1階に車庫や仮眠室、2階に事務室や会議室などを配置し、3階以上を訓練場に活用する。消防車両は7台を格納する。
既存の東松島消防署は、矢本字上河戸245の敷地に建っている。敷地面積は1645平方m。消防庁舎はS造平屋570平方mの規模。1973年に建設され、老朽化が進んでいる。新庁舎の完成後は、既存庁舎を解体撤去する。