プロポで東京建設コンサルタント選定 道の駅の基本構想・計画策定(野田市)
[2019/7/20 千葉版]
野田市は19日、「道の駅」の基本構想と基本計画の策定支援業務について東京建設コンサルタント(千葉事務所・千葉市中央区)をプロポーザルにより受注候補者に選定したことを公表した。全3者の提案を受け付け、評価調書による同社の合計点は125点だった。2018年度に作成した基本構想(素案)に基づき、より詳細に「道の駅」の可能性を検討した上で「基本計画」として取りまとめるのが目的。31日の契約を予定している。
同業務は、市の特色と地域資源を活用し、魅力発信拠点、賑わい創出拠点として地域振興と活性化を目指すもので、施設整備にあたり、地域の現状や課題をはじめ周辺の状況のほか、住民・利用者のニーズに沿った整備を総合的に推進する基本計画を策定する。
施設規模についてみると、駐車場が国土交通省中部地方整備局の「道路設計要領設計編」、トイレや休憩・情報発信施設は東日本高速道路の「設計要領第六集建築施設編」をそれぞれ準用して算定。農産物直売施設と物産施設、飲食施設などの基本構想で示した地域連携機能は、既に設置されている他の「道の駅」を参照に算定する方針だ。
委託限度額は総額1,313万2,000円(税込み)で、年割額は19年度が312万2,000円(同)、20年度が315万7,000円(同)、21年度が685万3,000円(同)に設定していた。
業務内容は▽設置目的の整理(上位計画などの基本条件の整理、設置による効果、整備コンセプト整理)▽道の駅整備候補地の検討(設置目的や現況の土地利用状況を踏まえた候補地を抽出し、比較検討した上で絞り込む)▽道の駅の主要諸元の検討(施設規模、概算事業費、期待できる効果など)▽ニーズ調査(地域住民や地域団体、農商業関係者など)▽基本計画の策定支援(導入機能・施設規模、ゾーニング・動線計画、整備・管理運営手法、収支見込、概算事業費の算出、工程表作成)▽整備検討委員会等の運営支援▽設計協議──とした。履行期間は21年3月23日まで。