分譲地に2区画を追加 石巻TBT/進出企業を随時募集(石巻市)
[2019/7/11 宮城版]
石巻市は、 石巻トゥモロービジネスタウン(TBT)への立地企業を随時募集しており、新たに2区画を募集対象に加えた。これまでに募集していた4区画と合わせ6区画を分譲対象とし、区画単位で申し込みを受け付ける。基本的には分譲だが、定期借地も選択可能。申し込みの条件は、契約締結日から3年以内に施設などの建設に着手し、5年以内に建設を完了させ、継続して事業を営むことなど。
分譲対象の区画番号と敷地面積は▽7番の3757平方m▽8番の3867平方m▽10番の5939平方m▽16番の4907平方m▽17番の6948平方m▽23番の6968平方m──の6区画。今回追加したのは16番と17番。
分譲価格は%2別表%1の通り。定期借地(事業用・一般用)の場合、賃貸借期間は事業用定期借地が30年以上50年未満または10年以上30年未満、一般定期借地が50年以上とする。一部を分譲し、一部を定期借地として混合することはできない。
用途制限は、事業用建物、または事業用建物との併用住宅を建設するために使用すること。住居や駐車場のみの使用などは認めない。
希望者は、申込書類を市のホームページからダウンロードし、必要事項を記入して産業推進課に連絡の上、直接持参すること。先着順に書類審査し、問題がなければ順次土地を引き渡す。公共事業で移転を余儀なくされている事業者や、隣接地の追加分譲を希望する既存の立地企業には、優先分譲する。
石巻TBTは、開成1-19他に位置する分譲地で、建ぺい率が60%以下、容積率が200%以下。用途地域は準工業地域。南境業務拠点地区計画で建築物の用途制限、壁面の位置制限などが定められている。三陸道の石巻女川インターチェンジから約2.5kmに位置し、国道398号や県道石巻河北線に隣接している。
石巻TBTの全体開発面積は約24.1haで、分譲面積が約21ha。分譲区画数は計40区画で、うち25区画(文化複合施設の4区画を含む)が分譲済み。分化複合施設は、市が新築工事を進めている。
1区画はみやぎ生協に優先分譲
同市は、石巻TBTの造成区画のうち、仮設住宅や駐車場用地に利用している3区画について、来年度以降に立地事業者を募集する意向だ。みやぎ生活協同組合の配送センターに隣接する18番区画は、みやぎ生協に優先分譲する考え。
18番区画は面積が8654平方m。5000平方m以上の土地は、売り渡す際に市議会の承認が必要になる。早ければ市議会9月定例会で承認を得て、分譲契約を結ぶ見通し。みやぎ生協は土地が確保できれば、将来的に配送センターを拡張する可能性がある。
来年度以降に募集を予定するのは、19番区画の4064平方m、21番区画の8059平方m、22番区画の9534平方m。19番区画は、複合文化施設の新築工事に伴い、工事関係者の駐車場用地に利用している。
このほか、12~14区画は、3区画を合わせて約3haの面積があり、一体的な土地利用が可能な企業の誘致を考えている。随時募集の対象からは外しているものの、分譲は可能となっている。
分譲地に関する問い合わせは、市産業部産業推進課(☎0225-95-1111、内線3545)まで。