印西、佐倉で特養整備 県開発審査会が承認
[2019/7/5 千葉版]
県土整備部都市計画課が事務局を務める、第472回となる県の開発審査会(山口用一会長)が4日、千葉市中央区のホテルプラザ菜の花で開かれた。当日は開発行為と建築行為の許可について計3議案が審議され、全ての議案が承認された。このうち開発行為は印西市と佐倉市で計画される特別養護老人ホームなどの整備に関する2件だった。
社会福祉法人昭桜会(印西市、小笹潔理事長)が新設を計画するのは、定員140人規模の施設。人数の内訳は、特別養護老人ホーム100人、老人短期入所施設(ショートステイ)10人、老人デイサービスセンター30人とした。敷地は印西市草深字天王1157-3他6カ所の8,229平方m。地目は畑、山林となっている。
新築する建物は、A・B棟とごみ庫とで構成されており、各規模・構造はA棟がRC造4階建て延べ5,366平方m(建築面積1,902平方m)、B棟が木造2階建て延べ97平方m(同87平方m)、ごみ庫がS造平屋36平方mを計画している。また敷地内緑地は2,099平方mを確保する見込みだ。
一方、社会福祉法人壮健会(佐倉市、片山精壮理事長)が計画するのは、既存施設の特別養護老人ホームと老人短期入所施設の増築とした。これにより定員数は、特別養護老人ホームが50人、老人短期入所施設が10人となる。
開発区域は佐倉市江原新田字明神前と飯重字八反目の26筆で構成される9,784平方m(地目:宅地、山林)のうち、既存施設が立地する箇所の北側。既存施設の規模を延べ2,653平方m(建築面積1,092平方m)分拡大するとしており、今回の増築により、既存の3階建て延べ5,793平方m(建築面積2,849平方m)とあわせて、3階建て延べ8,446平方m(同3,942平方m)になる見通しだ。構造は既存部分、増築部分ともにRC造を想定。
このほか、酒々井町伊篠地区の地区集会所(準公益的施設)については建築行為が許可された。申請地は伊篠字辻屋敷650-2の一部と同651-1の一部351平方m(地目:雑種地)。既存集会所南側の敷地に設置する建築物の規模・構造は木造平屋79平方mで計画している。