関東地方整備局発注見通し 本県工事34件を公表 稲荷川上流山腹工を第3
[2019/7/2 栃木版]
関東地方整備局は1日、建設工事発注見通し(7月期・250万円超)を公表した。本県関係工事は7事務所合わせ31件で、一般競争入札が29件、拡大型一般競争入札5件の内訳。事務所別では、▽宇都宮国道3件▽日光砂防13件▽鬼怒川ダム統合管理3件▽渡良瀬川河川7件▽下館河川3件▽利根川上流河川3件▽宇都宮営繕2件となった。主な工事では、宇都宮国道管内の舗装修繕工事を第2、工期27カ月を見込む稲荷川上流山腹工は第3四半期に発注する。
=4面に事務所別発注予定工事の概要
宇都宮国道は、他県工事を含め4件を一般競争で発注。整備効果の早期発現が目的で、県内工事は光ケーブルやCCTV、管内のアスファルト舗装の3工事。6車線化を進めている茨城県内の新4号では元栗橋地区下部工に工期13カ月、第3四半期に発注する。
日光砂防は一般競争で13件の工事を発注。防災・減災・強靭化を背景に崩壊地対策と既設堰堤の改築などが主体。主な工事では、三沢第一砂防堰堤改築や大事沢砂防堰堤改築、合の沢上流砂防堰堤工事などが第2、野門沢上流左岸山腹工事などは第3四半期を予定した。
鬼怒川ダム統合は、五十里・川治・川俣・湯西川の4ダムの施設補修や設備更新などが主体。川治・川俣ダム管理支所の改修を第2、管内の流木処理と川治ダムは土砂掘削を第3四半期に発注する。
渡良瀬川河川は、群馬県と合わせ16件を一般競争で発注。日光市足尾地区の砂防は松木山腹工を第3、群馬県では花輪帯工を左右岸に分け、第2四半期に予定した。河川では、防災・減災・強靭化対策で渡良瀬川本川等で樹木伐採や堆積土除去等に加え、足利市の渡良瀬川では川づくり事業として五十部地区で坂路整備を第3四半期に発注する。
下館河川の本県関係工事は3件。宇都宮市石井出張所管内の下岡本と桑島町地先で伐木除根工を第2四半期に発注するほか、石井町地先の低水護岸150mを施工する。
利根川上流河川の本県工事も3件。渡良瀬遊水地の谷田川橋左岸の耐震や遊水地掘削貯水池A水門開閉装置更新を第2、県農政部から受託した西前原樋管撤去を第3四半期に発注する。
宇都宮営繕の本県工事は、拡大型一般競争2件を発注。大田原労基署改修と足利検察支部改修で、発注時期は第2四半期を予定した。