414件の工事追加 黒部川で橋台工など(県土整備部発注見通し)
[2019/7/2 千葉版]
県土整備部は1日付で、2019年度の建設工事の発注予定を見直した。同部では当初分から414件の案件を追加しており、出先事務所管内の案件で、本課発注扱いとなる大型案件では、香取土木事務所管内で「ふさのくに観光道路及び県単道路改良(幹線)合併工事」として、東庄町の国道356号で、黒部川新橋(仮称)のA2橋台工が追加されるなどしており、工期に14カ月を見込むなどしている。第2四半期の一般競争入札を予定している。
工期が10カ月以上と長期に及ぶものをみると、夷隅土木事務所管内では「ふさのくに観光ネットワーク工事(小沢又擁壁工)」を追加。大多喜町小沢又で県道小田代勝浦線の擁壁を築造するもので、工期は13カ月で第2四半期の発注。同地区ではまた「県単道路改良(一般)工事(小沢又擁壁工)」の発注も予定されており、こちらは第3四半期に10カ月の工期で発注する。
印旛沼流域下水道では佐倉市角来で「鹿島ポンプ場No.2汚水ポンプ更新工事」と「鹿島ポンプ場No.2汚水ポンプ電気設備工事」の2件が追加された。工期は更新工事が14カ月、その電気設備工事が13カ月となっており、ともに第2四半期の発注を予定。電気設備工事については指名競争入札による発注を見込んでいる。
南房総市白子では、県道和田丸山線で「県単橋梁修繕工事(丸山大橋)」の発注を追加。工期は15カ月で、第3四半期の一般競争入札を計画する。
市川市塩浜2丁目でもまた「海岸基盤整備工事(市川海岸護岸工その37)」を追加発注する。10カ月の工期で、第4四半期にも一般競争入札する考えだ。
追加案件ではこのほか、工期が長期に及ぶものは、下水道関連施設の工事に集中。このうち、印旛沼下水道事務所による「花見川終末処理場汚泥処理監視制御設備更新工事」は、工期が27カ月。第2四半期に一般競争入札する。花見川終末処理場ではこのほか「花見川終末処理場水処理第7系列運転操作設備更新工事」も追加しており、一般競争入札は第2四半期の予定で、工期は17カ月。
花見川第二終末処理場でも「2号汚泥焼却炉長寿命化対策工事」が追加されており、第3四半期の一般競争入札で、工期には13カ月を見込む。
他の処理場では、手賀沼下水道事務所が手賀沼終末処理場の「水処理最初沈殿池脱臭設備工事」と「焼却系監視制御設備更新工事」、「第一沈砂池ポンプ棟高圧受変電設備更新工事」の3件で工期を17カ月に設定し、いずれも第3四半期の入札を計画。同処理場では「総合地震対策分水槽(流入管)工事(その3)」(工期11カ月)も予定している。
これらのほか、江戸川第二終末処理場で「水処理第1・2・7系列監視制御設備更新工事」を追加。工期は14カ月で、第3四半期の一般競争入札を予定している。