進出事業者を募集 4区画/面積は最大2.2ha 矢野目西産業地(岩沼市 )
[2019/6/27 宮城版]
岩沼市は矢野目西産業用地の分譲に向けて、本年度の進出事業者募集を開始した。対象は面積0.4~2.2haの4区画とし、土地の用途地域は1区画が工業専用、残りが卸売や飲食サービスなどの工業。9月20日まで募集し、11月ごろに契約予定者を決定する。契約後、2年以内に建物の着工を目指してもらう。
同産業用地の場所は、下野郷字南坪、同字善願、同字出雲屋敷の各一部。仙台空港の南側に位置しており、空港インターチェンジや国道4号、県道に近接する交通利便性の高いエリア。大震災の津波で被災し、市施行の土地区画整理事業で整備された。
事業面積は17.7haで、このうち約13ha(8街区)を分譲用として造成した。2018年度に実施した第1回募集では、西区域内の4区画に日本梱包運輸倉庫ら4社の立地が決まっている。
第2回目の今回は、残る4区画の新規立地企業を募集する。区画の概要は西区域の2-2街区(2.2ha)、東区域の4街区(0.6ha)、5街区(1.4ha)、6街区(0.4ha)。建ぺい率60%以内、容積率200%以内とする。
西区域の分譲価格は1平方mあたり2万5000円。用途地域は工業専用で募集業種は▽建設業▽製造業▽運輸・郵便業▽卸売・小売業──など。東区域は分譲価格が1平方mあたり2万4300円~2万5700円に設定。用途地域は工業で、卸売・小売業、宿泊・飲食サービス、生活利便施設などの企業進出を求めている。
申込者の資格は、自らが募集業種に適合する事業に使う施設を経営しようとする者。また契約締結日から2年以内に建物の建設着手し、4年以内に完成させ事業を継続できることなど。分譲予定者は9月20日の募集期間終了後、書類審査やヒアリングを経て、11月ごろに決定する。土地売買契約の締結は12月ごろを予定している。
申し込みは持参と郵送で受け付ける。担当窓口は、岩沼市市民経済部産業立地推進室☎0223-22-1111(内線371・372)。