東給食センター建設へ設計 入札受付は21日まで(大崎市)
[2019/6/8 宮城版]
大崎市は、大崎東学校給食センター建設工事設計業務の一般競争入札を公告した。参加資格は県内に本社または受任期間を持ち、建築関係建設コンサルタントの建築一般に登録していることなど。2009年度以降の業務実績も求める。業務では、同市松山に新たな学校給食センターを整備するため、学校給食センターや排水処理施設、受変電施設、駐車場などの設計のほか、地質調査を実施する。
日程は設計図書の閲覧が20日まで。入札書は21日まで財政課まで郵送で受け付ける。開札は25日に執行を予定している。
同市の自校式学校給食施設の多くは築30年以上を経過し、施設の老朽化による設備の不具合が多数発生しており、抜本的な施設や設備の改修が必要とされている。一方で、全施設を改修することは財政・時間的な制約も多いことから、市は「第2期学校給食基本構想・基本計画」を策定。各地域の学校給食センターの計画的な整備を進める。
東給食センターの建設場所は同市松山千石の敷地面積6261平方m。施設の規模はS造2階建て1200平方mで、内部には食物アレルギーに対応するべく、アレルギー専用調理室を設けるほか、食育・地域交流機能として見学通路や50人程度が利用できる多目的室を整備する。
配食予定校は敷玉小学校、下伊場野小学校、松山小学校、鹿島台小学校、松山中学校、鹿島台中学校、鹿島台第一幼稚園の7施設。調理能力は約1500食を想定している。
受配校については、これまで自校で給食をつくっていたため、給食センター整備にあたり、既存給食室などを配膳室に改修する工事の発注も予定している。
建設工事は20年度に着手し、21年6月ごろの完成を目指し、同8月の開設を予定している。計画段階の概算事業費は13憶9600万円程度を想定し、建設工事費は11憶3669万円程度を見込んでいる。