泉区役所建替えでプロポ 民間導入の手法検討/5月17日まで参加(仙台市)
[2019/4/26 宮城版]
仙台市は25日、泉区役所の建替えで、民間活力導入による再整備手法を検討調査するため、公募型プロポーザルを公告した。今後の事業者公募に向けた条件を整理する業務で、応募は単体か共同事業体で、市の入札参加資格者を対象に5月17日まで参加表明書、同24日まで企画提案書を受け付ける。6月上旬に事業者を決定する。
市は、区役所の建替えに民間活力を導入し、地域の活性化・にぎわいを創出する施設計画や、約3万平方mの広い敷地を活かした土地利用を検討する。このため、企画提案では民間活力導入の効果を得る提案を求める。業務内容は、公募条件の整理支援、要項案作成、事業者と対話の実施など。
条件の整理では、新庁舎に必要な機能・規模を精査し、設計・建設要求水準を作成する。再整備の手法では▽新庁舎整備のコスト軽減▽泉中央地区の活性化▽事業者が参入しやすくノウハウを活かせる手法────を整理し、実現可能性を検討する。
整備手法を踏まえ、供用開始までのスケジュールも検討する。履行期限は2020年3月24日まで。契約金額の上限は2003万1000円(税込み)。
応募資格は、単体か複数事業者の共同事業体。プロポの質問は5月10日まで質問を受け付ける。同15日にホームページに回答し、同17日まで参加表明書、同24日まで企画提案書を受け付ける。6月上旬までに審査結果を通知し、委託契約を締結する。
市は昨年12月、大規模改修を計画していたが、改修工事費が約25億円に上るため、方針を見直した。庁舎は、1977年建設の本庁舎と1985年建設の東庁舎がある。本庁舎は、RC造地下2階地上5階建て延べ約1万0534平方m。旧泉市役所として使われていた。