調査・基本設計を公告 やすらぎパークとみや 公営墓地とパークゴルフ場(富谷市)
[2019/4/23 宮城版]
富谷市は22日、公営墓地とパークゴルフを一体的に整備するやすらぎパークとみや(仮称)の整備に向け、測量・基本設計業務の公募型プロポーザル手続きを開始した。参加資格は市の土木関係建設コンサルタント業務の承認を受けていることなど。2009年度以降、地方公共団体発注の公園、墓地、パークゴルフ場いずれかの基本設計業務を元請けとして受注した実績も求める。
日程は参加表明と設計図書の閲覧が5月15日まで。参加表明書は同日まで市財政課に到着したもののみ有効。質問は同23日まで受け付け、同27日に参加者全員にFAXで回答する。企画提案署の提出は同30日まで。
1次審査は6月4日に実施し、提案の審査は6月上旬から中旬に実施を予定している。
公営墓地の整備は、人口増加や高齢化が進むことから、市の総合計画でも最重点プロジェクトの一つに位置付けられている事業だ。
整備場所は市役所から車で20分の大亀山森林公園北東側約4ha。周辺施設は大亀山森林公園の管理棟やキャンプ場、フィールドアスレチックスなどが整備されている。今業務では現地測量8ha、用地測量4.3haを実施。併せて基本設計では与条件の検討、設計図作成、概算工事費の算出などを行う。
墓地は和式型300区画、芝生型900区画、個別埋葬形式800区画の計2000区画を3期に分けて整備する。パークゴルフ場は2コース18ホールで整備し、管理棟と駐車場200台は墓地利用者と共用する計画だ。
概算事業費は3期を合わせ9億円を見込む。内訳は造成工事に3億円(切土、盛土、暗渠排水、橋梁など)、建築・外構工事に4億円(管理棟、墓地整備、駐車場200台、多目的広場など)、パークゴルフ場工事に2億円(切土法面整形・緑化、植栽、施設整備など)を予定している。
基本計画では20年度に実施設計を発注し、21年度から2年間かけて工事を行い、23年度に供用開始を目指している。