LRT整備で管布設替8884m 松田新田浄水場導水管耐震へ設計工事(宇都宮市19年度上水道事業)

【2019/3/8 栃木版】
 宇都宮市は2019年度当初予算案の中で、水道事業の資本的支出に対前年度比0.1%増の80億3393万円を配分、うち建設改良費が0.3%増の55億9341万円となった。第6期拡張事業では1674mの配水管新設工事に加え、白沢浄水場で紫外線処理施設の整備工事を継続。松田新田浄水場は薬品沈殿池傾斜板設備等実施設計に加え、導水管の設計と工事、配水池は耐震二次診断を実施する。市街地の老朽配水管更新では、布設替計画に基づき延長3648mとともに、LRT整備等に伴う布設替え8884mの工事費を予算化した。

 建設改良事業のうち第6期水道拡張費には7億4410万円。予算配分額は白沢浄水場紫外線処理施設整備工事に5億5293万円、拡張に伴う延長1674mの配水管新設など配水施設費が1億3111万円。

 水道建設費には10億3835万円。松田新田浄水場は沈澱池傾斜板設備設置や管理本館の空調設備更新、高間木取水場は流量計を更新する。配水場の設備更新では、戸祭が更新工事、板戸では実施設計を行うほか、減圧所の設備更新も予算化した。

 水道改良費は8億7664万円。水道施設の耐震化を進めるため、松田新田浄水場は導水管の設計費と工事費を配分したほか、配水池の二次診断、薬品沈殿池は工事に着手する。高間木取水場は沈砂池の耐震化に着工する。

 配水管整備費には27億7942万円で、土地区画整理事業に伴う新設(L1439m)やLRT整備事業等での布設替え(L8884m)、出水不良の配水管更新(L1815m)などを計画した。

 水道メーター等資産購入には4047万円を計上している。

 19年度の整備概要と予算額は次の通り。

     (単位・万円)
【第6期水道拡張】
▽浄水施設費=5億5293.5(うち工事費5億5293.5)

 ○白沢浄水場紫外線処理施設整備工事
▽配水施設費=1億3111.5(うち工事費1億2111.5、委託料1000)

 ○配水管新設工事(L1674m)

 ○減圧弁設置工事
【水道建設】
▽水道建設費=10億3835.1(うち工事費9億6608.8、委託料7226.3)

 ○高間木取水場取水流量計等更新工事

 ○松田新田浄水場中央管理本館空調設備更新工事

 ○松田新田浄水場薬品沈殿池傾斜板設備等更新工事

 ○松田新田浄水場ろ過池原水弁等更新工事

 ○戸祭配水場設備更新工事

 ○板戸配水場設備更新実施設計業務委託

 ○減圧所設備更新工事
【水道改良】
▽施設改良費=8億7664(うち工事費8億2942.6、委託料4517.6、用地費203.8)

 ○松田新田浄水場導水管耐震化工事に伴う用地取得

 ○松田新田浄水場配水池耐震化二次診断業務委託

 ○松田新田浄水場導水管耐震化実施設計業務委託

 ○松田新田浄水場導水管耐震化工事

 ○松田新田浄水場薬品沈澱池耐震化工事

 ○高間木取水場沈砂池耐震化工事
【配水管整備】
▽配水管整備費=27億7942.8(うち工事費26億3523.3、委託料1億4419.5)

 ○土地区画整理事業による配水管新設工事(L1439m)

 ○老朽配水管更新工事(L3648m)

 ○LRT整備事業等に伴う配水管布設替工事(L8884m)

 ○出水不良等に伴う配水管更新工事(L1815m)
【資産購入】
▽車両購入費=366.5
▽水質検査機器等購入費=2410.9
▽水道メーター購入費=1270.3

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