那珂川町新年度予算案 町民プールで基本設計 小川、馬頭中の校舎改修
【2019/2/27 栃木版】
那珂川町は25日までに、2019年度当初予算案を発表し、一般会計は前年度当初比1.9%減の81億円となった。普通建設事業費は、旧馬頭庁舎や旧小川庁舎の解体工事が完了し1.3%減の7億7482万円。主な建設事業では、町道8路線の整備、小川中学校と馬頭中学校の校舎改修事業、町民プール整備に向けた基本設計など。子育て支援住宅整備事業では、プロポーザル方式で住宅整備の民間事業者を募集する。 =2面に主要事業と予算額
一般会計の建設関連事業は、子育て支援住宅整備事業に517万円を計上し、排水路の整備などを行う。同住宅は、旧小川庁舎を解体した跡地と東側に隣接する農地を合わせ、約5100平方mに整備。町は、民間資金の活用を構想しており、プロポーザル方式で事業者を選定。20年2月に完成させ、同3月から入居開始を計画している。
町道整備では、新設改良事業費に1億2050万円を計上し、一渡戸大鳥線、小口長峰線、薬利後沢線、金谷線、都新道線、三川又川崎線の6路線を整備。地方道路交付金事業には1億2800万円を計上。76号線や上郷須賀川線の進ちょくを図る。橋梁長寿命化事業には5700万円を計上し、1橋の修繕工事や44橋の点検業務を行う。
学校施設では、小川中学校校舎の改修工事に1億円を配分した。同工事は、19~20年度の2カ年を予定。馬頭中学校は、校舎改修に向けた設計で1000万円を配分。工事は20年度を予定した。
体育施設のうち小川運動場内の町民プール整備事業に3500万円を配分。老朽化した現在のプールを整備するもので、設計をまとめる中で整備手法を決めるとした。工事は20年度以降を予定。
特別会計では、ケーブルテレビ事業が65.5%減の2億2400万円で、ケーブル移設工事に2527万円を配分。下水道事業は3.2%減の3億円とし、小川地区の管渠耐震化が中心。農業集落排水事業は増減なしの5100万円。
水道事業会計は0.5%増の6億9098万円。原水設備工事には3800万円を配分し、三川又地内で水源導水管の布設工事を実施。久那瀬地内等での送水管布設には6500万円、和見地内での加圧ポンプ場新設工事には4000万円を配分している。