20年度に新築工事 亀岡地区センターの再建(東松島市)
東松島市は、災害復旧事業で亀岡地区センターの再建を計画しており、2019年度に設計をまとめ、20年度に工事を発注する意向だ。設計業務は松下設計(仙台支社・仙台市青葉区)が請け負っており、年度をまたいで作成する。
既存の同センターは、体験型宿泊施設「KIBOTCHA」(旧野蒜小学校)の向かい側に建っている。震災津波で壊滅的な被害を受けたため、市が防災集団移転促進事業で買い上げた背後の土地に場所を移して再建する。
既存施設の規模は、S+RC造平屋320平方mで、集会室2部屋や和室、体育室などが備わっている。新施設には体育室を設けない予定のため、既存施設よりも小さくなる見込み。ただし、倉庫や台所をより広くすることや、トイレを多機能型にすることなどを検討している。
新施設の具体的な規模や機能は、引き続き地元住民と話し合って決める。既存施設は、新施設を建てながら解体撤去し、跡地を駐車場に活用する考え。
19年度予算案には、同センターの設計委託費として、同年度分に798万円を計上している。設計のとりまとめ作業や予算の確保がスムーズに進めば、工事を前倒しで発注する可能性もある。