屋内プールを新設へ 市民プール再整備 民活導入調査も(市川市)
[2019/2/5 千葉版]
市川市スポーツ課は、北方町4丁目にある市民プールを再整備するに当たり、屋内温水プールの新設を計画している。市が2014年度に策定した北東部スポーツタウン基本構想に、既存のレジャー機能の屋外プールに加え、大会開催機能や健康増進施設・教育施設として多目的利用が可能な屋内プールを整備することが盛り込まれており、18年度から基礎情報の整理や手法などの検討に着手する考えで、調査業務を13日開札予定の一般競争入札で委託する。
業務では、基本構想の検討として、前提条件の整理・検討や導入機能の検討、計画地の周辺施設とのエリアマネジメントの可能性などを検討。また、民間活力の導入可能性についても調査するため、民間事業者に対してサウンディング調査を実施するほか、その整理も行う。
加えて事業手法などの検討に当たっては、各手法の実施可能性の評価のほか、事業スケジュールの検討と実施に向けた課題の整理を実施。併せて、新技術の活用可能性も調査する。
市が整備を検討しているのは、規模が延べ約1万平方mの、多目的に利用できる屋内・屋外、管理棟機能などを含むプール施設や、同施設内に配置するフィットネス・トレーニングルームなど。これらは22年7月の施設開設を目指しているとした。
プールの設置について市は、健康づくりや競技力の向上、学校授業での活用など多目的に活用できる屋内プールを中心とした施設を整備し、立地や周辺施設などとの連携や、市民からの要望などを反映。環境や健康分野などでのICTなど新技術を活用した施設とすることとしている。
再整備の対象面積は、既存の市民プールとその周辺を含む約5haで、このうち約3・8haが取得済み。このほか、北東部スポーツタウン基本構想には、延べ6,000平方m規模の体育館や、サッカーやラグビーなど屋外多目的球技施設、ジョギング・ウォーキングコース、駐車場の整備などが盛り込まれており、市は追って検討していく方針だ。