[2018/12/15　宮城版]
　石巻市は、地域密着型サービスの指定候補事業者に、夢みの里、緑三松、ピー・エイチ・エスの3者を選定した。いずれも石巻市内に事業所を置き、介護サービスを行っている事業者。夢みの里は特別養護老人ホーム(特養)、緑三松はグループホームを新たに設ける。ピー・エイチ・エスは定期巡回・随時対応型訪問看護介護を開始する。
　指定候補に選ばれたサービスの内容は、夢みの里が定員29人の地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護(特養)、緑三松が定員18人の認知症対応型共同生活介護(グループホーム)、ピー・エイチ・エスが定期巡回・随時対応型訪問看護介護。
　夢みの里は社会福祉法人で、所在地が門脇町一丁目2-21。特養は「ラヴィアンロゼ櫻の園」(仮称)で、平屋997平方ｍの規模を計画。蛇田字北経塚26-1の敷地に新築する。31年9月の着工、32年2月末の完成を予定している。
　同法人は22年3月29日に設立された。代表者は菅原桂子理事長。石巻圏域でグループホームやデイサービスセンター、障がい者の相談支援センター、保育事業のインターナショナルプリスクールなどを開設している。
　緑三松は有限会社で、東中里1丁目6-17に所在地を置いている。代表者は山本光男代表取締役。今回は鹿又字梅木屋敷169-1他にグループホームを設ける。
　同社は昭和62年9月22日の設立。石巻市内には吉野町二丁目と住吉町二丁目、鹿又字梅木屋敷に小規模多機能型居宅介護支援施設などを開設している。
　ピー・エイチ・エスは有限会社で、所在地が丸井戸3丁目3-8。代表者は渡邊敏雄代表取締役。タクシー事業や訪問介護事業などを展開している。門脇字二番谷地13-21では、サービス付き高齢者向け住宅を設置しており、ここを新たな訪問介護事業の拠点にする。
　市が地域密着型サービスの指定候補事業者を募集したのは、31年度整備分の4つのサービスで、定員29人の小規模多機能型居宅介護施設1カ所には応募がなかった。公募期間は9月20日～10月1日で、11月に書類審査などを行い、今月12日に指定候補事業者を決定した。