空調設備が11億円 全小中学校と幼稚園(大崎市 12月補正案)
[2018/11/30 宮城版]
大崎市は12月6日開会の市議会12月定例議会に提出する補正予算案を公表した。一般会計には11億3874万円を追加し、可決されれば当初からの累計を677億8748万円とする。予算の主なものとしては市内の小中学校と幼稚園全てに空調を整備するため、小学校空調設備整備事業に8億4149万円、中学校空調設備事業に3億0638万円、幼稚園空調設備整備事業に859万円の計11億5446万円を計上した。小学校と中学校の空調事業は繰越処理を行う。
市は児童たちの夏場の安全を確保するため、エアコンが配置されている古川南中学校以外の42校(幼稚園7園、小学校25校、中学校10校)の普通教室や職員室、特別教室など約600室に空調設備の設置を計画している。設計費については10月18日に先決予算で小学校の空調設計に4980万円、中学校の空調設計に1970万円を確保した。設計は学校数が多いことから分割で発注する。
28日には小学校7校分の設計業務を2件に分け一般競争入札で開札し、2件とも桂設計(大崎営業所・同市古川)を落札候補者に決定している。工事は幼稚園を優先して実施する見通しで、31年度中に対象全校の工事完了を目指す。
12月補正ではこのほか、鹿島台長寿生活支援センターの施設改修工事に141万円、観光施設の植栽工事に100万円などを盛り込んでいる。