[2018/11/15　宮城版]
　石巻市は14日、市立北上小学校移転新築工事の一般競争入札を開札し、豊和建設(石巻市)・山大(同)特定JVが14億3380万円で落札した。予定価格は15億4230万円。新築に伴う電気設備工事は日本製紙石巻テクノ(石巻市)が1億4660万円、機械設備工事は晃和工業(同)が2億0450万円で落札候補者に決定。設備工事2件は総合評価で事後審査方式のため、今後に施工体制を確認して落札決定する。
　同校の移転先は、北上町十三浜字小田93-4で、敷地面積が約1.2ha。新築するのは、RC造一部S造2階建て延べ4167平方ｍの校舎・体育館、木造平屋136平方ｍの多目的教室棟、RC造平屋15平方ｍの渡り廊下、25m×4コースと低学年用コースのFRP製プール、屋外倉庫など。建築工では外構工事も施工する。工期は32年2月28日まで。
　新築の基本・実施設計業務は、日立建設設計(北日本支店・仙台市青葉区)が担当している。
　同校は、大震災で壊滅的な被害を受けた相川小学校と吉浜小学校が、橋浦小学校と統合し、25年4月に誕生した。現在は旧橋浦小学校の学校施設を使用している。新学校は32年4月の供用開始を予定する。

蛇田排水ポンプ場 機械はミゾタJV

　同市は14日、蛇田排水ポンプ場の建築工事、電気設備工事、機械設備工事の一般競争入札を開札。機械設備工事はミゾタ(仙台営業所・仙台市青葉区)・佐々木工業所(石巻市)特定JVが9億4940万円で落札。予定価格は10億0567万円。
　電気設備工事は正興電機製作所(東北営業所・仙台市太白区)・東和電設(石巻市)特定JVが3億2521万8000円で落札した。予定価格は3億4431万5000円。
　建築工事は事後審査方式となっていたが、中止になった。予定価格は1億6803万円。
　蛇田排水ポンプ場は、門脇字二番谷地地区に設ける。敷地面積は2658平方ｍ。排水量は毎秒7.75立方ｍを確保する。機械設備工はゲート設備や雨水ポンプ設備など、電気設備工は受変電設備や運転操作設備などを設置する。