[2018/11/2　千葉版]
　松戸市技術管理課は、30年度の優良建設工事4件と、これを施工した業者3社を1日に発表した。表彰式は19日に同市の市民サロン(市役所新館5階)で開かれる。今回は▽湯浅建設▽佐藤設備工業▽藤田土木──の3社(発表順)が表彰の栄に浴する。このうち藤田土木は工事2件での栄えあるダブル受賞となっている。選定委員会では「いずれも施工管理や出来形、品質が良好であり、特に出来栄えが優秀」だと高く評価されている。

　同市の優良建設工事表彰は、市が発注した工事のうち、他の模範となる特に優良な工事を施工した施工者の技術力を積極的に評価し、表彰することで、技術力と意欲のさらなる向上を図るとともに、当該施工者の社会的評価を高め、市内建設業者の育成に役立てることを目的に、26年度から実施されている。

　30年度の表彰は、市が発注して29年度中に完了した、請負金額500万円以上の工事のうち、市内に本店を置く建設業者が施工し、工事成績が81点以上の工事で、他の工事においても成績評定点が65点未満のものがなく、監督処分や指名停止などといった好ましくない行為をしていないことを全て満たしていることが要件となる。

　29年度に完成した工事のうち、500万円以上の工事は258件。今回表彰が決まった4件は、10月12日に開かれた、牧野英之副市長を委員長、財務部長や街づくり部長、建設部長らを委員とする「市優良建設工事表彰選定委員会」で選出、その報告を受けた本郷谷健次市長が決定した。

　受賞した施工者と表彰される工事の概要などは次の通り。▽工事名(工事場所)＝[1]業種[2]請負金額[3]評定点──の順。

　○（株）湯浅建設
▽松戸市営常盤平南部住宅1号棟耐震改修工事(松戸市牧の原二丁目1番地)＝[1]建築[2]3億6,504万円[3]81点

　○（株）佐藤設備工業
▽松戸市立コアラ保育所改修機械設備工事(松戸市小金原四丁目6番地)＝[1]管[2]4,666万8,960円[3]82点

　○（株）藤田土木
▽三矢小台主水新田線(八ケ崎)道路築造工事その3(松戸市八ケ崎八丁目地先)＝[1]土木[2]1億3,068万円[3]81点
▽大谷口本城大橋耐震補強補修工事(松戸市新松戸北一丁目14番地先)＝[1]土木[2]1億9,396万8,000円[3]81点