北上拠点は3棟新築一括 下半期/工事95件、業務14件 (石巻市 発注予定)
[2018/10/6 宮城版]
石巻市は、北上にっこり地区の拠点施設について、総合支所・公民館、こども園、消防署の3棟一括で新築工事を発注する。工事は建築、電気設備、機械設備の3件に分け、10~11月に一般競争入札を公告し、市議会12月定例会で工事請負契約の承認を得る考え。工期は3件とも14カ月。
北上にっこり地区の拠点施設建設工事は、S造一部RC造地下1階地上2階建て延べ約2700平方mの北上総合支所・公民館と、木造平屋918平方mの北上こども園、RC造平屋395平方mの河北消防署北上出張所を一括で新築する。建設場所は北上町十三浜字小田地区。
3棟の新築設計業務は、基本・実施設計を一括して大建設計(東北事務所・仙台市青葉区)が担当している。総合支所・公民館の複合施設には、放課後児童クラブを一体的に整備する。
市は一般会計9月補正予算で、北上公民館の災害復旧事業に9億0500万円、北上総合支所の災害復旧事業に7億3800万円、北上地区の放課後児童クラブ施設整備事業に7800万円、北上こども園の建設事業(仮称)に4億2700万円、河北消防署北上出張所の災害復旧事業に2億5800万円の継続費を組んだ。期間はいずれも30~31年度の2カ年。
工事95件、業務14件を発注予定
市は工事と業務の発注予定を更新した。下半期は1日時点で、工事95件、業務14件の計109件を発注する見通し。前年度同期と比べると、工事は15件の増、業務は同数。新たに追加したのは工事が6件、業務が2件。
発注件数を工種ごとに見ると、土木が40件、舗装が6件、建築が10件、管が17件、電気が9件、造園が1件、解体が12件。このうち、管の12件と電気の6件は、雨水排水ポンプ場の建設に伴う工事で、日本下水道事業団が発注する。
新たに追加したのは、土木が下水道建設課の「公下単私2号枝線築造工事」と「公下単私3号枝線築造工事」、舗装が道路第1課の「中浦釜北線舗装工事」と道路第2課の「味噌作線ほか8路線道路災害復旧工事」、建築が河川港湾室の「中央地区堤防一体的空間四阿設置工事」、解体が建築課の「魚町二丁目仮設施設解体撤去その2工事」。
業務は、市街地整備課が石巻中央2丁目地区と湊東地区、湊北地区の土地区画整理事業に伴う調査設計等業務3件を追加したほか、河南総合支所保健福祉課が「須江保育所地盤沈下に係る測量調査業務」、震災伝承推進課が「旧門脇小学校震災遺構実施設計業務」を加えた。