工事・業務676件発注 門脇道路その3で1300m整備 下半期の発注予定(宮城県出納局)
[2018/10/2 宮城版]
宮城県出納局は10月1日、30年度下半期の発注予定を公表した。1日時点で工事470件と業務委託206件の発注を予定している。工事案件では都市計画道路・門脇流留(ながる)線の整備に関し、第3四半期に「門脇道路改築工事その3」の一般競争入札を公告する予定。松島自然の家の移転再建では、本館や体育館を建設する「松島自然の家改築工事」を第3四半期に発注する。
宮城県が公表した発注予定によると、発注額が250万円以上となる工事案件は470件。29年度同期比で120件減となり、30年度当初からは616件減少した。
四半期別の件数は、第3四半期に86%に当たる404件を発注する。第4四半期は14%に当たる66件の発注を予定している
部局別の発注件数で最も多いのは土木部の206件(本庁49件+出先機関157件)で、全体の43.8%を占めている。次いで、農林水産部は32.6%に当たる153件(本庁7件+出先機関146件)を発注する。
両部以外では、教育庁が49件(本庁46件+出先機関3件)、企業局が24件(本庁8件+出先機関16件)、県警本部が22件(本庁のみ)を発注する。
石巻市の市街地を東西に通る門脇流留線8.4kmの整備では、土木部都市計画課が「門脇道路改築工事その3」の一般競争入札を第3四半期に公告する予定。同工事では石巻市門脇~大街道にかけて、延長1300mの高盛土道路と橋台1基を建設する。工期は約26カ月、概算工事規模は5億~22億9000万円が見込まれる。
道路工事では内陸部に移設している県道38号相馬亘理線の工事に関し、仙台土木事務所が山寺(1)~(4)の道路改良工事4件を第3四半期から第4四半期にかけて段階的に発注する。山元町山寺地区を通る同線を、4件で計4.4km施工する。
すでに道路本体工事まで終えた区間については、第3四半期に山寺(1)舗装新設工事、第4四半期に山寺(2)舗装新設工事を発注し、計3.6kmを舗装する。
東日本大震災の津波を受け、内陸部に移転再建している松島自然の家(東松島市)に関し、土木部営繕課は「松島自然の家改築工事」の一般競争入札を第3四半期に公告する。同工事では閉校した旧宮戸小学校の跡地1万8708.2平方mを「本館・体育館エリア」とし、宿泊施設を兼ねるRC造3階建て延べ2691平方mの本館や体育館(S造2階建て延べ900平方m)などを建設する。
建築工事ではほかに、改築する視覚支援学校の寄宿舎について土木部営繕課が「視覚支援学校寄宿舎改築工事」を第3四半期に発注する。既存寄宿舎の南西側に、RC造3階建て延べ1146平方mの新寄宿舎を建設する。同工事では電気工事と機械工事も第3四半期に発注する。
このほか、大規模公共事業として校舎を改築する石巻好文館高校では、旧石巻女子高校時代から使用している東校舎と西校舎(RC造3階建て延べ6339平方m)などを解体する「石巻好文館高校舎等解体工事」を第3四半期に発注する。