工事37件、業務16件公告 水産高校グラウンド整備 改築事業の最終工(宮城県出納局)
[2018/9/21 宮城版]
宮城県出納局は9月21日、工事37件と業務委託16件の一般競争入札を公告した。老朽化による校舎の改築事業を進めている宮城水産高校(石巻市)では、最終工事としてグラウンド整備工事に着手する。敷地南側の校舎跡地を活用し、1万1584平方mのグラウンドを整備する。土木一式工事S等級の登録企業を対象に、10月15日まで入札参加を受け付ける。
宮城県が公告したのは「水産高グラウンド整備工事」の一般競争入札。工事は土木部営繕課が所管する。
入札の参加対象は、宮城県内に本社がある企業。主任(監理)技術者の配置、入札保証金の納付を求める。
入札参加申請書などの書類は、10月15日まで受け付ける。設計図書の閲覧・貸し出しは10月16日まで。入札書は電子入札システムにより、同16、17日に受け付ける。標準型(施工計画型)の総合評価方式を適用し、同18日に開札する。予定価格は1億5939万円。
宮城水産高校(石巻市宇田川町1-24ほか)の旧校舎は昭和41年に建設されたもので、老朽化が著しいことから現在、解体している。今月中に工事が完了する見込み。
県は敷地北西側にあったグラウンドに、RC造3階建て延べ4907平方mの新校舎棟などを建設した。工事は若生工業(石巻市)が担当した。
本工事は同校改修事業の最後を飾るもので、既存校舎の解体跡地となる敷地南側に多目的グラウンドを整備する。
工事では暗渠排水として、穴の開いた管径150mmの有孔管を地中に475.3m敷設する。その表層をクレイ舗装する。舗装面積は1万1584平方mで、厚さは20cm。グラウンドは陸上競技や野球、ラグビーなどが兼用できるよう、300mのトラックを設けるほか、ラグビーのゴールポストなどを設置する。外周485.8mには、高さ15mの防球ネットを設置する。
設計業務は楠山設計(仙台市青葉区)が担当した。工期は31年3月22日まで。28年度から改築工事を行ってきた同校の事業は、本年度で完了する。