10橋の復旧工を発注へ 6橋が架替え、4橋が補修(石巻市)
[2018/9/15 宮城版]
石巻市は市道橋の災害復旧事業で、今後に10橋の工事を発注する。6橋は架け替えで、4橋が補修となる。年度内に2橋の架け替え工事を一部発注し、残り8橋の工事は県の河川改修など他事業と調整した上で、31年度に発注する見通し。32年度までの全体完成が目標となっている。
市道橋の災害復旧事業は、全体で見ると架け替えが10橋、補修が9橋、護岸工を含む撤去が7橋を計画。架け替えは1橋が完了、3橋が施工中で、6橋が未着手。補修は5橋が完了で、4橋が未着手。撤去は1橋が完了で、6橋が施工中(県施工を含む)となっている。
未着手の橋りょうは別表の通り。このうち本年度は、石巻地区で真野川に架かる新明治橋と、北上地区で皿貝川に架かる本地橋の架け替え工事を一部発注する。2橋の工事費の一部は、9月補正予算案で5億円を計上した。ただし、この中には雄勝地区の市道荒2号線の道路復旧工事費も含まれている。
31年度に工事発注を予定するのは、架け替えが、河北地区で新寺川に架かる新寺1号橋、石巻地区で真野川に架かる真野大橋、北上地区で追波沢川に架かる吉浜橋、同地区で大沢川に架かる丸山橋。
補修対象は、雄勝地区の味噌作1号橋、折下橋、折下1-1号橋の3橋と、北上地区の釜谷崎橋で、上部の橋欄やひび割れの補修などを予定している。
本地橋の橋台工1基を公告
同市は14日、本地橋橋りょう災害復旧工事の一般競争入札(事後審査)を公告した。同橋の架け替えで逆T式橋台1基を設ける工事。市内に本店を置く土木一式工事A等級の事業者を対象に、28日まで参加申請を受け付け、10月3日に開札する
施工場所は北上町橋浦字上大須地区。工事内容は、橋台工1基、径1000mm×6本の現場杭打工、作業土工など。予定価格は1億1573万8000円。工期は31年3月29日まで。
残りの橋台工や上部工の工事は来年度に発注する予定だ。架け替えの設計業務は内外エンジニアリング(東北支店・仙台市青葉区)がまとめた。